G大阪がACL2のGL全勝突破!! 高卒ルーキーMF名和田我空が大会2戦連発、ポヤトス体制ラストマッチを勝利で飾る

[12.11 ACL2第6節 G大阪 2-0 ラチャブリFC 吹田]

ガンバ大阪は11日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のF組最終節でラチャブリFC(タイ)をホームに迎えて2-0で勝利した。今季限りで退任するダニエル・ポヤトス監督体制のラストマッチで白星を収め、笑顔で今シーズンの全日程を終了。首位通過は今節を前に決まっており、決勝トーナメントの対戦相手は抽選で決定する。

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G大阪は前半21分、MF安部柊斗がダイレクトで後方に繋ごうとしたものの当たり損ねたことが功を奏し、相手を騙すターンになって前を向く。そこからFWイッサム・ジェバリを経由して右のDF半田陸がゴール前に折り返すも、FW食野亮太郎が右足を振ったシュートはミートできなかった。

続く前半22分には食野がジェバリのスルーパスで最終ラインの背後を取り、左足でゴールネットを揺らした。ところが体一つ分ほど余裕のある明らかにオフサイドではない抜け出しだったものの、副真の旗が上がってノーゴールの判定。ACL2のグループリーグはVARが導入されていないため幻の得点になった。

先制を目指すG大阪は前半35分、ジェバリがゴール正面からグラウンダーのミドルシュートを放ったもののわずかに枠の左。同39分にはDF黒川圭介が左サイドから上体フェイントで縦に突破し、カバーに来た相手選手は鋭い切り返しで振り切ってペナルティエリア左からシュートを放ったもののGKに阻まれた。

するとG大阪は前半40分、相手のゴールキックに対応した黒川とDF福岡将太の連係が中途半端になり、FWンジヴァ・ラコトハリマララにボールを掻っ攫われてGKと1対1になるピンチを迎えた。それでもGK東口順昭が立ちはだかり、ラコトハリマララのシュートをスーパーセーブ。スコアレスで前半を終えた。

1点が遠かったG大阪だが、後半8分に試合を動かした。MF安部柊斗の素早いルーズボールへの反応から、一度は相手にクリアされるもこぼれ球を拾ったMF美藤倫が縦パスを食野に繋ぐ。食野は右サイドを駆け上がる半田に渡すと、半田のクロスをMF名和田我空がファーサイドから頭で合わせて先制した。

高卒ルーキーの名和田は前節にプロ初ゴールを奪っており、2試合連続の得点となった今回がホームでは初得点。直後の後半10分に交代で退き、プロ1年目をゴールで締めくくった。

G大阪は追加点を狙って後半25分、ジェバリのポストプレーからMF満田誠を経由してMF奥抜侃志がGKカンポン・ファトムアカックルと1対1になったがシュートはセーブされた。同26分にはFW山下諒也がペナルティエリア右から右足を振り抜くも、クロスバーに嫌われた。

それでも後半32分、山下が高い位置で相手の横パスをカットするとそのままゴール左に流し込んで2-0。同42分にはFW林大地が昨年10月以来の出場を果たしてタイムアップを迎えた。なお、敗れたラチャブリもナムディンと直接対決の結果、勝ち点、得失点差で並んだものの総得点で上回り、2位通過を果たした。

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