名古屋グランパスは12日、長谷川健太監督（60）が今季限りで退任すると発表した。就任4年目の今季はJ2降格こそ免れたが、残り2節で17位と低迷。クラブは長谷川監督と契約更新せず、来季に向けて体制を刷新することを決断した。長谷川監督はクラブを通じ、「4年間どんな時もチームへの熱い後押しありがとうございました。残り2試合、最後まで闘い抜きます」とコメントした。

名古屋では22年シーズンから指揮を執る長谷川監督は昨季にルヴァン杯を制覇。しかし、リーグ戦では同年が8位、23年が6位、昨季が11位と悲願のJ1優勝には届かなかった。

G大阪時代にはJリーグの日本人監督として初の国内主要3冠を制し、現役監督としてはJ1最多の268勝を挙げる長谷川監督。残り2試合を連勝すれば、G大阪や名古屋などを率いた元日本代表監督の西野朗さんが持つJ1史上最多270勝の監督勝利数記録に並ぶ。

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