【G大阪】逆転勝利で今季初リーグ5連勝 2度リードされるも4ゴールで新潟下す

<明治安田J1:G大阪4-2新潟>◇27日◇第32節◇パナスタ

ガンバ大阪がアルビレックス新潟を逆転で下し、今季初のリーグ5連勝を飾った。

【写真】ウェルトンはゴールを決めヒュメットと抱き合い喜ぶ

最初に主導権を握ったのはホームのG大阪。前半3分にMF安部柊斗、MFウェルトン、DF黒川圭介と流動的に動いて、クロスからFWデニス・ヒュメットがヘディングシュート。同13分にはFW宇佐美貴史がシュートを狙い、続けて宇佐美のクロスからDF半田陸が決定的なヘディングシュートをするも、新潟GK田代琉我のファインセーブに阻まれた。

序盤は押し込まれた新潟も徐々にセカンドボールを拾って攻撃を続ける時間を作り、同15分には13試合ぶりとなる先制弾を決めた。左サイドでのスローインから鮮やかにつないで、抜け出したMF新井泰貴が飛び出してきたGKの手前で浮かしてネットを揺らした。

それでもG大阪は、この日J1通算300試合出場の節目を迎えた宇佐美が、自らを祝うゴールを決める。同37分、DF半田が前線に送ったボールにMF山下諒也が抜け出して、冷静にグラウンダーのクロス。これをフリーで走り込んだ宇佐美が右足インサイドでゴール右に流し込んだ。

後半も新潟が先に試合を動かした。

後半4分、G大阪のパスをカットして右サイドを運び、低いクロスにMF奥村仁が合わせてゴール。再び1点リードした。

その後はビハインドとなったG大阪の猛攻が続く。同7分に前線でのボール奪取からウェルトンが運び、左からのボールを山下が巧みなコントロールから狙うが、体を張った新潟守備陣に防がれ、同9分にはウェルトンがゴール左を狙った強烈な一撃を放つも、ポストに弾かれた。

それでも同15分、左サイドでFKを宇佐美が入れると、こぼれ球をヒュメットがペナルティーエリアでコントロール。後方に落としたボールをウェルトンが右足で豪快に蹴り込んで今季初ゴールを決めて再び同点に追い付いた。

勢いに乗るG大阪は2分後、左でのスローインから宇佐美がつなぎ、MF満田誠がクロス。新潟DFがヘディングしたこぼれ球を安部がボレーでゴール左に突き刺して3点目。この試合で初めてリードを奪った。

止まらないG大阪は同30分に中央でボール奪取したヒュメットが前進し、右足でゴール右にフィニッシュ。さらにリードを広げ、勝利を決定付けた。

そのままタイムアップを迎えたアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)を含めて公式戦6連勝としたG大阪は、24年6月以来のリーグ5連勝。自らのJ1通算300試合出場となるゴールを祝うゴールも決めた宇佐美は「こういう節目では決めてきた。有言実行で良かった。まだまだ行けるところまで行きたい。日程もタイトだが、全員で勝ち続けたい」と勝利を喜んだ。

敗れた新潟は5試合ぶり得点、6月21日アビスパ福岡戦以来12試合ぶりの複数得点を挙げたものの白星に結びつけられず、13戦未勝利となった。

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