新潟、2度リードも…逆転負けで13戦未勝利。宇佐美貴史“節目弾”のG大阪が公式戦6連勝!
明治安田J1リーグ第32節の1試合が27日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、9位のガンバ大阪と最下位のアルビレックス新潟が激突した。
ここにきてリーグ戦4連勝&公式戦5連勝で勢いづくG大阪と、4戦連続無得点&12試合未勝利で降格圏に沈む新潟の対戦。最近のチーム状況が示すように、幸先よくデニス・ヒュメットの惜しいヘディングシュートで迫るなど、G大阪が立ち上がりから攻めの姿勢を打ち出す。
13分にもJ1通算300試合出場の宇佐美貴史がミドルを放てば、左からのクロスに半田陸もヘッドと相手ゴールに襲いかかったG大阪だが、先制したのは新潟。15分、左を起点にしたパスワークに反応した新井泰貴がボックス内に抜け出し、チップキックでネットを揺らす。
そこからは5試合ぶり得点でリードした新潟が活気づき、崩しのところで停滞感が漂うG大阪だが、37分にボックス右の山下諒也がマイナス方向にパスを出すと、宇佐美がゴール右隅を狙い澄ましたインサイドキックで自身の節目も飾る2戦連発。前半のうちに追いついた。
リードを失って試合を折り返した新潟だが、再び一歩前に。49分、中盤でのインターセプトから長谷川元希がカウンターに持ち込むと、ボックス右に差しかかったところから折り返す。これにニアで反応した奥村仁がしっかりとワンタッチで決めきる。
再び追いかけるG大阪は52分の山下に連続して決定的なシーンが巡るが、いずれも新潟の守りに阻まれ、生かしきれず。さらに、54分に相手のミスからカウンターに転じたウェルトンがフィニッシュに持ち込むが、惜しくも左ポストに嫌われてしまう。
それでも、相手ゴールに迫る形を作り続けるG大阪が左でのFKチャンスから再び試合を振り出しに。60分、ボックス内でこぼれ球を拾ったデニス・ヒュメットが後ろにボールを叩くと、ウェルトンが強烈なダイレクトシュートを叩き込む。
押せ押せのG大阪はまたもセットプレーからゴールをこじ開け、64分に左でのスローインから安部柊斗がクリアボールに右足ダイレクトで逆転弾。続く75分にもカウンターからデニス・ヒュメットが2戦連発弾となる右足ミドルでファーを射抜き、新潟を突き放した。
マテウス・モラエスやブーダといった攻撃的なカードも実らず、失点が重なった新潟は反撃姿勢こそ打ち出すものの、G大阪が次のゴールも狙いにいきながら4-2で試合を終わらせ、リーグ戦5連勝&公式戦6連勝。新潟は13戦未勝利となった。



