ガンバ大阪“最強のスター”は? 史上最も価値が高かった選手(4)大失敗補強…。スペインのレジェンドにガッカリ
関西の名門・ガンバ大阪では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。今回は、ガンバ大阪在籍時の市場価値が高かった選手を5人紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)
マルケル・スサエタ(元スペイン代表)
生年月日:1987年12月14日
クラブ在籍時の最高市場価値:400万ユーロ(約6億8000万円)
市場価値記録日:2019年9月9日
スペインで成功を収めてきた大物を獲得したガンバ大阪だったが、これは全くの不発に終わってしまった。
アスレティック・ビルバオの下部組織からプロの世界に入ったマルケル・スサエタは、07/08シーズンにトップチームデビューを果たすと、すぐに右ウィングのレギュラーに定着する。
2011年にマルセロ・ビエルサがビルバオの監督に就任してからは得点関与の数も向上し、11/12シーズンは公式戦13ゴールをマーク。監督がエルネスト・バルベルデに代わった13/14シーズンはリーグ戦12アシストと、クラブの攻撃の中核を担ってきた。
しかし、ベテランの域に差し掛かるにつれ出場機会は減少していき、18/19シーズンを最後にクラブを退団することを発表。ビルバオで公式戦507試合に出場した歴戦の猛者がフリーとなり、今後の去就が注目されていた。
そして、G大阪はこのバスク人に目をつける。
当時はアンドレス・イニエスタやフェルナンド・トーレスなどスペイン人の大物選手が多数Jリーグに参戦しており、スサエタもその流れに乗った形だ。
G大阪加入時の市場価値は400万ユーロ(約6億8000万円)と、2014年に記録した1100万ユーロ(約18億7000万円)からは下落しているものの、Jリーグの中ではトップクラスの価値を示している。
シーズン中に大きな期待感を持って迎え入れられたスサエタだったが、この加入は全くの期待外れに終わった。
リーグ戦5試合の出場でスタメン出場はたったの1回。シーズン終了までの契約は更新されることなく、わずか半年でオーストラリアのメルボルン・シティFCへ移籍している。



