ヤバすぎる!? 日本サッカー史上最強の悪童(4)「ヤンチャしてました」。熱くなって乱闘が絶えなかった守備職人
いつの時代も、サッカー界には“問題児”と呼ばれる選手が存在する。パッションがほとばしる競技性であるため時には冷静さを欠いてしまうこともあるが、なかには一線を超えてしまうケースがあるのも事実だ。今回は、日本サッカー史上に名を残す最強の悪童をピックアップして紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。
DF:岩下敬輔(いわした・けいすけ)
生年月日:1986年9月24日
主な所属先:清水エスパルス、ガンバ大阪、サガン鳥栖
もしかすると、岩下敬輔という男を“問題児”としてしまうのは少々乱暴な組み分けなのかもしれない。
現役時代にダーティなプレーでカードをもらう回数がかなり多かったのは確かだが、そのリーダーシップや一本気な性格によってチームメイトから絶大な信頼を寄せられてもいたのも事実だからだ。
最も、岩下は試合中に熱くなり過ぎる一面をしっかりと把握していたようだ。
本人曰く「(カーッとなる性格は)プロからでもありますけど高校時代もヤンチャしてました」とのこと(『那須大亮YouTube公式チャンネル』より)。
試合中に野次を飛ばしてきた相手高校の監督目掛けてボールを蹴り込み、乱闘騒ぎになった衝撃エピソードを明かした。
ただ、先に述べたように、岩下は実直な側面も持ち合わせている。
2012シーズン、岩下が期限付き移籍で加入していたガンバ大阪は不振にあえぎ、屈辱のJ2降格を味わう。
それでも、岩下はシーズン終了後に複数のJ1クラブからオファーを受けたものの、ガンバへの完全移籍を選択。チームの1年でのJ1復帰に貢献し、2014シーズンには国内三冠の立役者となった。
とはいえ、岩下が『那須大亮YouTube公式チャンネル』で語った過去の逸話はかなりのインパクトがある。
退場後にペットボトルを観客席に蹴り込んでしまった“事件”や、Jリーグ規律委員会で詰問を受けた話などは、やはり悪童という評価に相応しい。
なお、2015年10月に開場したガンバの本拠地『パナソニックスタジアム吹田』における退場者第1号は誰あろう、他でもない岩下である。



