元サッカー韓国代表 不同意で性行為を違法撮影し刑が確定 現地協会が準永久除名を発表 かつてガンバ大阪にも在籍
韓国サッカー元代表で、ガンバ大阪でもプレー経験のあるファン・ウィジョ氏(黃義助=33)が、2022年に相手の同意なく性行為を違法に撮影した容疑で裁判にかけられ、最近刑が確定した。これを受け、韓国サッカー協会はファン氏を「国内では“準永久除名”とし、選手や指導者として活動することはできない」と処分についての声明を出したと22日、現地メディアのソウル新聞などが報じた。
準永久除名とは、事実上の永久除名だが、地域が制限的だという。今回の場合は、韓国内のサッカー関連全てにおいて携わることができないという措置で、期間は無期限または条件を満たす場合は、再審が可能だと伝えた。
同協会は、該当案件について「協会の対応が消極的だ」という一部の見解に対して「それは事実ではない」と反論し、協会の各種規定と国際サッカー連盟(FIFA)の条項を根拠として提示したという。
これによると、協会および大韓体育会スポーツ公正委員会規定は、双方に登録されている選手だけが懲戒対象だとし、ファン氏はFIFA登録規定上、協会所属ではなく海外リーグ(スュペル・リグ)となるとした。そのため、ファン氏を処分することが不可能だと説明したことを伝えた。
しかし「ファン・ウィジョが今後、協会所属チームの選手や、指導者として活動することになった場合は、それが欠格事由にあたる」「規定で定められた期間は、選手・指導者・代表チームに招集されない」とした。協会と公正委員会の規定では、性暴力犯罪を行った者で、禁錮刑以上の刑を宣告され執行猶予を受けた後、20年が経過していない者は、代表選手に選抜されることができない。
ファン氏は22年、6月から9月の間に不同意で性行為を違法撮影した容疑で裁判にかけられ、一審で懲役1年・執行猶予2年が宣告されたが、これを控訴。最近行われた二審でも同様の判決が下され、検察はいずれも上告をあきらめ、刑が確定したという。



