ガンバ大阪“最強の選手”は? 史上最も価値が高かった選手(3)Jリーグで大活躍!タイトル請負人の「ロナウド2世」
関西の名門・ガンバ大阪では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。今回は、ガンバ大阪在籍時の市場価値が高かった選手を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)
ルーカス・セベリーノ(元ブラジルU-23代表)
生年月日:1979年1月3日
クラブ在籍時の最高市場価値:350万ユーロ(約5億9500万円)
市場価値記録日:2008年1月1日
Jリーグ屈指の優良外国人選手として知られるルーカス・セベリーノは、FC東京からガンバ大阪への移籍時に350万ユーロ(約5億9500万円)の市場価値を記録している。
ボタフォゴでプロデビューを果たしたルーカスは、1998年に加入したアトレチコ・パラナエンセで覚醒し、「ロナウド2世」と将来を嘱望される存在となった。
そんな同選手には欧州の各クラブが獲得レースに乗り出し、スタッド・レンヌがこの競争を制している。
2000年にはシドニー五輪にも出場。若き日のロナウジーニョと共闘している。しかし、この大会を契機に同選手のコンディションは下降線をたどることとなる。
大きな期待を受けて加入したレンヌでは、慣れない起用法、高額な移籍金で加入したが故のプレッシャーなどで思うような数字を残すことができず。
怪我による離脱もあり、フランスでまったくインパクトを残せなかったことで、2004年にFC東京への移籍を決断した。
結果的に、この移籍はルーカスのキャリアを大きく好転させるものとなったといえるだろう。
加入初年度から2ケタ得点を記録し、ナビスコカップ(現:YBCルヴァンカップ)では大会6ゴールでFC東京史上初のタイトル獲得の原動力となった。
2006年にはリーグ戦18ゴールをマークし、圧巻のパフォーマンスを見せていた。
活躍を続けていたルーカスは、2008年にG大阪へと加入。同クラブでは2ケタゴールこそなかったものの、代わりにアシスト能力が向上した。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)や天皇杯制覇に貢献し、クラブ黄金期を支えた頼れる外国人選手として君臨した。
2011年に再びFC東京のユニフォームに袖を通したルーカスは、2013年を最後に現役を引退している。



