【ACL2】3発快勝の突破口はG大阪MF満田誠とDF半田陸「あそこに走られるのが一番嫌なのかな」

◇サッカーACL2 F組第1節 G大阪3―1イースタン(2025年9月17日 パナスタ)

ACL2が17日に開幕し、G大阪は白星発進した。イースタン(香港)に3―1勝利。08年以来のアジア制覇へ、まずまずのスタートを切った。チーム全体が苦しむ中で突破口を切り開いたのは、MF満田誠とDF半田陸。両者が意識したのは相手最終ラインの背後を突く動きだった。

先制点をアシストした満田は「自分がボランチをやっている時、前の選手が動きが止まると(パス出しで)困っていたんで、パスが出てこなくても動きを見せるのは意識していた。続けていれば相手も疲れてくるし、ゴールに近づくので、あそこに走られるのが相手としては一番嫌なのかなと思う」と裏への走りを仕掛けた。惜しいヘディングシュートも放った半田は「アシストか得点を付けないといけない試合。数字を残したかったので悔しい」と笑みはなかったが敵陣エリア内の深い位置を取り、後半24分のFW宇佐美貴史の勝ち越し点の起点になった。FWデニス・ヒュメットの直接FKにつながるファウル獲得もMF奥抜侃志の抜け出し。全3得点がそこから生まれた。

また半田は失点シーンも言及。「ああいうところからでも打ってくる選手はいる。普段のJリーグからもう1、2歩詰める感覚をつかみたい」。相手のゴラッソだったが、国際大会ではシュートレンジの広さが違うことをあらためて認識した。勝利した上で得た収穫と課題。長いアジアの戦いを勝ち抜くための確かな糧になるはずだ。

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