【ACL2】G大阪4大会ぶりアジア舞台 V狙う宇佐美貴史「残りのサッカー人生で目標の1つ」
ガンバ大阪は17日にアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)でイースタン(香港)と開幕戦を戦う。
【写真】ACL2東方戦の公式練習でボールを受けるG大阪FW満田
16日は大阪・吹田市内の練習場で公式練習。冒頭15分が公開されたトレーニングでは、新調された黒のウエアを着用した選手たちがリラックスした雰囲気で調整した。
サンフレッチェ広島に所属した昨季、ACL2でイースタンと対戦経験のあるFW満田誠(26)は「何人か技術的に高い選手がいたし、前線に速い選手もいて、一発で仕留める力があると思う。油断や隙を見せればやられることはあるので、自分たちの今出せる力を出していかなければいけない」と警戒。公式会見に出席したダニエル・ポヤトス監督(47)も「オーガナイズを含めてコンビネーションを使いながら、ボールを持ってゲームをコントロールしたいのかなと思う。相手の監督は選手時代に速くて足元の技術に優れた選手だった記憶がある。そういったタイプの選手がいるのかなと考えている」と話し、同じスペイン人であるロベルト・ロサダ監督(48)が構築するサッカーに注意を払った。
G大阪にとっては21年以来、4大会ぶりとなるアジアの舞台。FW宇佐美貴史(33)は初戦を前に「国際的な舞台で戦う機会がここ数年なかった。アジアの舞台で戦っていくという刺激は、もう1度強いガンバに戻っていくために必要不可欠な経験値だと思っていた。また国際的な舞台でサッカーができることは喜ばしいこと」と歓迎。続けて「アジア以外でのタイトルは、J2も含めてガンバで取らせてもらった。アジアの舞台でタイトルを取ることは、僕のサッカー人生、残り少ないと思いますけど(笑い)、その中での大きな目標の1つ。いま1番達成したいもの」と、タイトル獲得への強い思いを口にした。
決勝トーナメントへ確実に進出するためにも、初戦から大事にして戦う必要があると考えている。ACLでの経験を持つ主将は「レベル自体が違うし、サッカーに対しての価値観も違うので、Jリーグと同じようなものを想像していると、少し痛い目に遭う」とチームに呼びかけ。「ホームとアウェーでチームが一気に変わるところがある。(相手のホームでは)レベルもクオリティーも一気に上げてくるので、ホーム戦は絶対に落とせない」とホームで迎える初戦の重要性を認識した上で、新たな戦いをスタートさせる。【永田淳】



