【G大阪】湘南戦で連勝貢献、熟してきたファン・アラーノが好調維持「自分はワインと一緒で…」

ガンバ大阪は6日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

この日のトレーニングはダニエル・ポヤトス監督の「1試合1試合に懸けていく。まずは浦和戦に照準をあてて」という声かけからスタート。パス&コントロールやポゼッションメニューを行った後、コンビネーションからのシュート練習が行われた。

その中でMFファン・アラーノ(29)がテクニカルなボールさばきや果敢な動きを披露した。

8月31日の湘南ベルマーレ戦では、自らが決めた4点目をはじめ、3得点に絡むハイパフォーマンス。途中出場が続いてた直近の試合でも状態の良さを示していたブラジル人アタッカーが、5月31日鹿島アントラーズ戦以来のフル出場で自身の存在をアピールした。

6月15日清水エスパルス戦から7戦連続ベンチスタートが続き、8月20日FC町田ゼルビア戦で約2カ月ぶりの先発出場。同23日横浜FC戦では再び控えに戻り「個人的なコンディションは悪くないが、なかなか出場時間やチャンスが巡ってこなかった。その中でチャンスをもらって、自分のベストを尽くせたらと思っていた」と強い気持ちで臨んだ試合での活躍だった。

17日には東方(香港)戦でアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)も開幕を迎える。国内とアジアでの戦いを前に、リーグで3連敗の後に連勝しながらも2試合で6失点を喫している戦いの改善について言及した。「やっぱり失点を減らす作業が必要。そこはダニ(ポヤトス監督)も手を付けてくると思うので、チーム全員で失点を減らしながら、得点して勝っていく。出場してタイトルを狙おうと思うのであれば、その両立はすごく大事」。守備でのハードワークもできる背番号47はチームの課題にしっかりと向き合って戦っていく必要性を口にした。

2日には29歳の誕生日を迎えたばかり。湘南戦での勝利は自身にとっても大きなものになったといい「簡単な試合ではなかったけど勝利を収めて、そこに絡めたということで、自分のプレゼントになった」と喜んだ。ベテランと呼ばれる年齢も近づいてきているが、経験を重ねることはポジティブに捉える。「次は30代になるけど、自分はワインと一緒で、年を重ねるごとに良くなっていく」と笑った副主将は、確かな力でG大阪を熟成させていく。【永田淳

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