G大阪は連敗を3で止めた FW宇佐美貴史が2得点 DF初瀬亮が先発で攻撃を活性化
◇明治安田J1リーグ第27節 G大阪3―2横浜FC(2025年8月23日 パナスタ)
G大阪は3―2で横浜FCに逆転勝ちした。6年半ぶりに古巣復帰したDF初瀬亮(28)が先発で攻撃を活性化。FW宇佐美貴史(33)が2得点を挙げ、連敗を3で止めた。
長いトンネルを抜け出した。連敗を3で止め、4試合ぶりのリーグ戦勝利。G大阪が誇るアカデミー育ちの2人が立役者だった。
「緊張しました。蹴りたくなかったし、逃げ出したかったですよ。抱えてるものが大きすぎて、外したらヤバいだろうなと思いながら。でも、よく考えたら、こういうPKは結構決めてきたから大丈夫かと思って」
まずは宇佐美だ。1―1の後半11分にPKを右上に叩き込む勝ち越し弾。約2カ月ぶりの得点で弾みをつけると、後半36分には複数人が絡んだ連係からダメ押し点を挙げた。
苦しい展開だった。3バックの相手を崩しきれず、手を焼いた。前半41分に先制点を献上。ただ、4試合連続で追う展開になってもリバウンドメンタリティーを発揮した。先頭に立ったのが約3カ月ぶりの実戦ながら、いきなり先発した初瀬。「何よりも戦う気持ちで挑んだ。きれい事はいらないし、チームが勝って良かった。持っているなと思います」。CKやロングスローで見せ場をつくり、攻撃の起点になった。
敗れた前節町田戦後にサポーターと宇佐美が話し合い。「日程がタイトでメンタル的にも厳しかったが、皆さんの後押しで勝てた。これからも最高の味方でいてください」と感謝した。残り10試合。一つでも上を目指し、再び歩みを進めていく。 (飯間 健)



