G大阪が初代監督の釜本邦茂さんを追悼 水谷社長「ものすごく残念。釜本さんに近づける選手を…」
◇明治安田J1リーグ第25節第2日 G大阪-岡山(2025年8月10日 パナスタ)
岡山戦の試合前に、G大阪がクラブの初代監督で10日に大阪府内の病院で肺炎のため死去した釜本邦茂さん(享年81)を追悼した。
水谷尚人社長が取材に対応し「朝、スタッフから連絡を受けて、びっくりして。ものすごく残念。ガンバは、釜本さんに近づける選手を育てるのが、アカデミーからトップへの仕事」と神妙に話した。
釜本氏は現役時代プレーしたヤンマー退団後、「釜本FC」を設立し大阪を中心にユース年代の育成に着手。それが多くの名選手を輩出した今のG大阪のアカデミーの前身となっている。
水谷社長はJリーグ創設時の監督としての釜本さんに「新しいプロリーグはうまくいかないのかなと、みんな思ったと思う。その中でサッカー界で釜本さんという人が監督をやられる、G大阪はすごく注目を集めたと思う。その大きなうねりの中で監督を務められたことは、僕らは忘れちゃいけないし、感謝しなくちゃいけない」と強調した。
19時予定のキックオフ前には黙とうが捧げられる予定で、両チームの選手は喪章を付けてプレーする。
また、岡山の木山隆之監督にとっては94年にG大阪でプロキャリアをスタートした時の恩師だった。伝説のストライカーの逝去は、両チームのみならず、日本サッカー界の大きな損失となった。



