堂安律が語る海外初移籍の舞台裏 移籍金巡り交渉が1度決裂も当時のCEOがビール一気飲みで決断

フライブルクの日本代表MF堂安律(27)が2日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(土曜後11・00)にゲスト出演。19歳で初の海外移籍となったオランダ1部フローニンゲンとの交渉の舞台裏について語った。

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フローニンゲンはオランダ北部に位置し、「学生の街」と呼ばれるなど教育機関が集まる街として知られる。この街には2年住んだが、「あまり外に出ていなかった」と明かした。本拠としたスタジアムを訪れ「懐かしい。そんなに収容人数(2万2550人)は多くないんですけど、近い分やっぱり圧を感じるんですよ。サポーターもオランダの中で熱いので有名で。罵声は全部聞こえますよね。悪い言葉は」と当時を振り返った。

G大阪から19歳で初の海外移籍。「何もわからないただの子供だった。プロとしてここに来たというよりも、試されているというか練習生の気分だった。あの時頑張ったな。今考えると」と明かした。当時、期限付き移籍だったG大阪との契約期間が2年残っており、完全移籍のためには200万ユーロ(現在のレートで約3億4000万円)の買い取りオプションが必要だった。

番組スタッフが当時のフローニンゲンのCEOを務めていたハンス・ナイランド氏と堂安を電話でつなぎ、2人が会話する場面も。堂安は「“その2年を契約解除するためには3億円払ってください。そしたら行かせてあげます”みたいな。ハンスが来て話をしたけど交渉がうまくいかなくて、1回決裂したんですよ。社長(ハンス氏)がホテルに帰って“日本のビールくれ”って言って一気飲みして“手ぶらで帰るわけにはいかん。払うから律を連れてこい”って。そういう決断があって僕は今ここにいる」と恩人に感謝した。

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