G大阪は16日に天皇杯・山形戦 DF半田は「結果にこだわって」故郷に錦を飾る

G大阪は14日、2日後の天皇杯3回戦のJ2山形戦(NDソフトスタジアム山形)に備えて非公開練習を行い、練習後にダニエル・ポヤトス監督(47)が取材対応した。

「大阪ダービーに勝ったことでチームに落ち着きが出た。京都戦で敗れた後は厳しい一週間になったが、次の試合はわくわくした状態で迎えられる」と指揮官は天皇杯と中3日で迎える川崎F戦を良好なメンタルで戦えることに手応えをつかんでいた。

まずは16日の天皇杯・山形戦だ。ポヤトス監督は「すごく厳しい戦いになる。カップ戦はすべてのチームにとって平等で一発勝負の美しさがある。決勝戦と同様の気持ちで戦う」と言葉に力を込めた。山形のMF小西雄大(27)はポヤトス監督が徳島を指揮していた時の“教え子”で、G大阪のアカデミー育ちということもあって「小西は驚きを与える選手」と警戒ポイントに挙げた。

一方、G大阪には山形アカデミーで育ったDF半田陸(23)がいる。ポヤトス監督は半田について「内にある熱い思いを秘めてコントロールできる日本一のサイドバックだと思っている」と冷静なプレーを評価している。大阪ダービーでは背中に当たった“シュート”が決勝点になる幸運も持っている。

山形上山市出身の半田だけに両親や地元の友達も観戦に訪れる。「気合が入りますし、勝たなきゃいけない試合。天皇杯はそいう大会。結果にこだわって勝利できれば、お世話になった人たちに恩返しができるんじゃないかと思います」と故郷に錦を飾りたい思いも強い。C大阪戦は変則ゴールだったが「ヘディングでのチャンスもありましたし、セットプレーを含めてそういうところから一発取りたいと思います」ときれいな一撃を狙っていく。ポヤトス監督からの“日本一のサイドバック”については「監督からそう言われるのは嬉しい。いい意味でのプレッシャーを感じてプレーします」と笑った。

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