G大阪・一森純がチーム救うPKストップ「止めたい思いが止めさせてくれた」
明治安田J1第21節第2日(22日、G大阪2-0FC東京、パナスタ)G大阪はリーグ戦6試合ぶりの勝利をつかんだ。GK一森純(33)が1ー0の後半にPKをストップし、リードを守った。ボールを弾いた感触を残したままの両手で、一森は何度もガッツポーズを作った。チームを救うセーブに「(中谷)シンのためにも自分のためにも、本当に止めたいという思いが止めさせてくれたのかなと思います」と語った。
1点リードの後半6分。DF中谷が与えたPKを、FC東京FWマルセロヒアンのシュートを読み切って防いだ。「あっちに飛ぼうかな、って感じです」と多くを明かさなかったが、「正直ちょっとやばいなとも思ったし、勝負どころだと思った」と試合の流れを分ける場面で力を発揮した。昨季はリーグ2番目に少ない35失点を誇ったが、今季は21試合で27失点。なかなか守備を安定させられない危機感も含めてこの場面の重みを感じていた。
「時間帯的にも難しく、追いつかれたら平気で逆転される雰囲気だと思った。前半の立ち上がりも後半の立ち上がりも、一年を通して決定機自体が多い。理屈抜きに、なんでもいいから止めないといけない状況になってきているなと思っていた」。チームを背負ったセーブを披露し「本当に止められてよかった」。守護神の活躍がリーグ6戦ぶりの勝ち点3を導いた。



