G大阪に加入したばかりのMF安部柊斗が15日に清水戦出場へ「早く試合がしたい」 

G大阪は13日、清水戦(15日、アイスタ)に向けて非公開練習を行った。その清水戦でベルギーのRWDモレンベークから加入したばかりのMF安部柊斗(27)が新天地デビューを飾ることが濃厚になった。

練習後に取材に答えた安部は「準備はできています。途中からでも、もしかしたらスタメンでも…。何にも分かってないんで。自分自身も早く試合がしたい。少しでも長くプレーできるようにやっていきたい」と臨戦態勢に入っていた。「実際に試合に出てないのでどうなのかなという部分もあるし、練習で疲れる場面もあるので上がり切ってはいないです。そこは試合をしていけば体力もついてくると思う」と試合をしながらフィットしていこうとしている。

安部と同じボランチにはMFネタラヴィ(28)、MF鈴木徳真(28)がいて併用されることになる。「この前の紅白戦ではネタと組んで不自由なくできましたし、練習中でも徳真くんはバランスを取ってくれるので自分は前にいきやすかった。どの選手とやってもうまくいけるなという感覚はあります」と早くもチームに溶け込んでいる様子だ。鈴木は「良い関係性が構築されている」と話し、ネタラヴィは「柊斗はナイスガイ!!プロ意識も高いし、海外でやっていたので英語でコミュニケーションを取れるのはありがたい」と同じピッチに立つことを歓迎している。

安部が加入したことでボランチで起用されていたFW満田誠(25)らを攻撃的な位置で起用できる。ダニエル・ポヤトス監督(46)は「そこが欠けていた部分」と前半戦で苦慮したところが解消できたとうなずいた。

「柊斗はフィジカル面を含めていい形で上がってきている。あとはチームのプレーの流れの確認。ホームのパナスタの試合なら試合をコントロールするネタの力が必要だし、アウェーなら徳真のようにバランスをしっかり取る選手が力を発揮する。前半戦、徳真やネタがいなかった時はマコ(満田)や秋(倉田)が穴埋めしてくれたが慣れないポジションだった。交代選手の保証ができて戦えるチームになった」と安部の加入から派生する相乗効果を期待している。

安部の目標はクロアチア代表のボランチだったMFニコ・コバチのスタイル。「(ボールを)すっごい運びますし、なおかつ点も取れる」。清水戦からG大阪の攻守の核として「背番号13」が縦横無尽に走り回る。

https://www.sponichi.co.jp/

Share Button