「今のJリーグではなかなか見ない」ACL優勝メンバーの元G大阪DFが“最強ガンバ”を回想! 衝撃を受けた対戦相手も明かす「もう日本のレベルじゃなくなったと感じた」

「両サイドバッグがいないですもん」

かつて、柏レイソル、ガンバ大阪、川崎フロンターレなどでプレーした中澤聡太氏が、アジアチャンピオンズリーグ(ACL、現:AFCチャンピオンズエリート)や天皇杯など多くのタイトルを獲得したG大阪時代を回想した。

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当時のG大阪には、遠藤保仁や加地亮、明神智一ら多くのタレントがいたなか、中澤氏もCBのレギュラーとしてプレー。しかし「周りは凄かったですけど、自分は全然でした」と当時を振り返る。

「『なんであいつが出ているんだ』という批判をパワーに変えていました。相手に狙われるのはだいたい自分だったので。『全部俺の裏狙いかよ』みたいな。そのなかで生き残っていくために、意外にチームは静かだったので、つねに声を出したり、ハイラインにしたり、あとは自分の特長でもある攻守においての空中戦の存在感は意識していました」

そして“歴代最強ガンバ”との声も少なくないチームにおいて、一番凄かった部分は「やはり、点が入るところ」だという。

「『攻撃しかしないじゃん』っていうチームは、今のJリーグではなかなか見ないですよね。サイドバックは右が加地(亮)さん、左がミチ(安田理大)で、攻め上がっていることが多く、両サイドバッグがいないですもん。僕はどうしたら守れるかばかり考えていましたが、守り切れなかったです。(CBでコンビを組んでいた)山口智さんも『こんなもんだ』と諦めていました(笑)」

一方の対戦相手にも目を向けてもらい、これまでJ1通算195試合に出場した中澤氏に、現役時代に対峙して衝撃を受けたFWを訊いてみると、「いつもはマルキーニョスと言っていますが、エメルソンとかジュニーニョも怖かったですね。でも今回は日本人選手にします」と、3人の名前を挙げてくれた。

「大迫勇也選手とか、興梠慎三選手は対戦して、『あ、もう日本のレベルじゃなくなった』と感じるタイミングがありました。彼らが10代とかで出てきたばかりの時は、まだ対応できるなと思うのですが、若手って急に何かを掴むんですよ。半年前に試合した時はそんなプレーしなかったよね、みたいな。

その後、大迫選手は海外に行って、興梠選手は行かなかったですが、『もう日本にいてはいけないな』と思うクオリティになっていましたね。当時は絶対に認めたくなかったですが、今振り返ると、その感覚はありました。あと、チームメイトですが宇佐美(貴史)が掴んだ瞬間を目の当たりにした時は衝撃的でしたね」

後にJリーグでゴールを量産する3人に驚かされたようだ。

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