「U-21 Jリーグ」の創設決定 浦和、神戸、G大阪ら計11クラブが参加 来夏スタート 野々村チェアマン「成長のステージに」

Jリーグは27日、理事会後に会見を開き、秋春制に移行する2026/27年シーズンから21歳以下の選手を主な対象とする大会「U-21 Jリーグ」(仮称)の創設決定を発表した。東西2リーグ制で計11クラブが参加予定となっている。

参加予定クラブは、浦和、FC東京、東京V、川崎、清水、磐田、名古屋、ガンバ大阪、神戸、岡山、長崎の11クラブ。今後の新規参入は28/29年以降になる。Jリーグの樋口順也執行役員は「ある程度暫定的な緩和措置を取りながら、3年で完成形ができれば」と先を見据えた。

19歳~21歳のポストユース世代および周辺年代の選手育成・強化を目的に、21歳以下の適正なプレー環境を確保することが狙い。同リーグは8、9月ごろに開幕し、4月ごろの閉幕予定だという。Jリーグの野々村チェアマンは以下の通り、コメントを発表した。

「ポストユース年代は、サッカー選手としてのキャリア基盤を形成するうえで非常に重要な期間です。この時期における継続的なプレー環境の確保は、選手のポテンシャルを最大限に引き出すために不可欠です。日本においては、大学サッカーが重要な育成のルートとなっており、またJクラブも期限付移籍を活用することで、若手選手に出場機会を提供してきました。これらのパスウェイは今後も重要であり続けますが、一方で、クラブが選手の育成を一貫してマネジメントしながら、定期的な試合出場を確保できる環境の補完も必要であり、『U-21 Jリーグ』は、そこにアプローチする取り組みです。本リーグが、19歳から21歳の選手にとっては成長のステージとなり、また18歳以下の高校年代等におけるスター候補も躍動する場になることを期待し、今後もJリーグ・日本サッカーのさらなる成長に向けて取り組んでまいります」。

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