「退場やん!」「コントロールしてない」Jリーグの“ノーファウル判定”でSNS大論争「高井DOGSOやろ」「全条件を満たしてない」G大阪FWと川崎DFの接触が物議
【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 2ー2 ガンバ大阪(5月25日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
【映像】DOGSOなし! G大阪FWと川崎DFが接触した瞬間
J1リーグで物議を醸すシーンがあった。ガンバ大阪のFWファン・アラーノが川崎フロンターレのDF高井幸大と接触して転倒。しかし、DOGSOの判定とはならず、VARも介入することなく試合は続行された。
川崎FとG大阪が激突したJ1リーグ第18節、1ー1で迎えた54分に解説やファンの間で意見が分かれるシーンがあった。中盤に下りたG大阪のFW宇佐美貴史が前を向いた状況から裏のスペースに右足アウトサイドでスルーパスを出すと、これにアラーノが反応。完璧なタイミングで抜け出した。
直後、ブラジル人アタッカーは川崎Fの高井に引っ掛かる形で転倒。アラーノはファウルを主張したものの、先立圭吾主審は笛を吹かず、試合が切れた後にもVAR介入、OFRチェックは入らなかった。リプレイ映像が流れると、実況の桑原学氏が「これは(高井の)手がかっているようにも見えます」と反応。さらに解説の橋本英郎氏が「(アラーノ)コントロールがしっかり止まってないということで、どう判断されるか」と語り、ゲスト解説の中西哲生「あれで退場だと、だいぶゲームの流れが変わっちゃいますからね」と続いた。
仮にファウルとなれば、退場処分に該当するDOGSO(Denying an Obvious Goal Scoring Opportunityの略語で、決定的な得点機会の阻止)の対象になっていた可能性が高い。今回はDOGSOの4つの要件である「反則とゴールとの距離」、「プレー全体が相手ゴールに向かっているかどうか」、「守備側競技者の位置と数」を十分に満たしており、要件4の「ボールをキープできる、またはコントロール出来る可能性」もレフェリーの見方次第だろう。それゆえ接触がファウルか否かが重要となったが、先立主審はファウルを取らなかった。
桑原氏は「ガンバは前々節(5月11日のサンフレッチェ広島戦)で鈴木徳真が同じようなシチュエーションで退場してるので、納得がいかないのでしょう」とコメントした通り、やはりファンの間で物議を醸す事案となった。
SNSでは、「これはDOGSO案件では」「これ高井DOGSOやろ」「退場やん」「あれDOGSOやろ。流すの意味わからんて」「え、これDOGSOではないの…?広島戦との違いは何だろう」「フロサポですが高井はDOGSOで退場だと思うよ。よくわからんよ、基準」など判定を疑問視する声が噴出した。
一方で「コントロールしてないということでノーDOGSO」「まあでもコントロールは出来てないからDOGSOではないな」「全ての条件満たしておらずDOGSO無し→ファウルで高井にイエローが妥当」「高井のはシチュエーション的にはDOGSOっぽかったけど、ノーマルフットボールコンタクトとしてノーファウルにしたんかね」などの声も多く、意見が真っ二つに分かれている。
結局、試合は2ー2の引き分けで終了。ゲームの流れを大きく左右するジャッジだっただけに、SNSでは論争は現在も続いている。



