J1神戸 好調G大阪との阪神ダービー勝利で連敗脱出へ 吉田監督「倒してこそ自分たちも上に行ける」

J1神戸は16日、G大阪戦(17日、ノエスタ)に向けた前日オンライン会見を行い、吉田孝行監督(48)とMFグスタボクリスマン(25)が登場した。

前々節のC大阪戦、前節のFC東京戦で痛い連敗を喫した神戸。3連敗阻止へ、ホームで阪神ダービーを控える吉田監督は「細かいところの修正だったり、どうしなきゃいけないかというところを修正しながら、あとはガンバ大阪に向けて準備してきた」と立て直しを図ってきた。

G大阪との昨季の対戦はリーグ戦は未勝利だったものの、天皇杯決勝での大一番を制し、トータルでは1勝1敗1分の五分の成績。ただ、今季のG大阪は4月末の京都戦から5月6日の浦和戦にかけて3連勝しており、調子の良さをのぞかせている。

指揮官はゴール前の守りの堅さやFWヒュメット、FW宇佐美貴史らの強力な前線に警戒を寄せつつも、「良いときのガンバの状況だと思いますし、それを倒してこそ自分たちも上に行ける」と上位浮上への試金石とした。

3月に神戸に加入したクリスマンも阪神ダービーの重要性を強調する。「ダービーということもあってタフなゲームになると思っていますけど、我々も強度の高い良い準備ができた。ブラジルでもそうですし、ポルトガルでもプレーしていて、その国でも同じような言葉があるんですけど、『ダービーはプレーするものではなくて、勝つためのもの』。サポーターと一丸となって全員で勝つ。そういう試合になる」と意気込みは十分だ。

加入後の出場機会は途中出場の5試合と限られているが、ピッチに立てば相手ゴールを脅かす存在感を放っており、「出場時間を1分でも多く積みながら、監督、チームの信頼を得て貢献したい。それだけを考えて日々求められるタスクをこなして、練習の中で自分を高めていく」と貢献を誓った。

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