G大阪、首位京都戦で現状打破へ 指揮官、選手それぞれが課題に向き合う
J1のG大阪は28日、第13節の京都戦(29日、パナスタ)に向けて非公開の練習を実施した。
2連勝で首位に立つ京都に対し、G大阪は2戦勝ちなしで14位。前節のFC東京戦は0-0の終盤に3失点と崩れた。対照的な状況を打開するべく、指揮官と選手たちは思い思いの課題を挙げた。ポヤトス監督は京都について「前からプレッシャーをかけ、1対1で勝って、決定機をちゃんと決めている」。打開に向けては「1列目(の守備)をはがした後のオーガナイズが重要になる」と話した。MF川崎、MF米本の名前を挙げ「(1列目をはがした後に出る)プレッシャーへの対応をしっかりやらないといけない」と警戒した。
試合に向けて選手たちに強調したポイントは「プレーの一つ一つの判断」と説明した指揮官。「そこにエゴが出てしまったらいい状況の選手は見えない。個人に走らず、いい状況の選手がいたらしっかりそこ(を使うところ)で確実に先制していくこと」とポイントを語った。
DF黒川は「相手がガンガン(前から守備に)くる中で自分たちがどうスペースを使って攻撃するか」と攻略をイメージ。FW原とのマッチアップも想定している中で「うまく対応しながら消していきたい」と話した。DF半田は「なかなか攻撃も点につながっていない。もうひと工夫、ふた工夫が必要だと思う」と課題を挙げ、京都に対しては「前に強いので、背後をうまく突ければ」と思い描いた。
MF鈴木は「ボール回しを継続するわけではなく、相手を見て自分たちがどんなプレーを選択しなきゃいけないか、のところを継続するべき」と強調。京都に対しては「前線のクオリティーは高くなっているし、チームとして呼吸が合っていることが今の結果になっている」と認めたうえで「まずしぶとさ、インテンシティーで勝っていかないといけない。アグレッシブに来る分、相手の矢印を折る作業が必要になる」と互角のファイトを見せながらプレッシャーを外す舵取りを目指す。



