「サッカー以外の感情みたいなのは持ち込まず…」横浜FC山田康太が古巣G大阪戦を振り返る。ネットを揺らすも喜ばなかった理由は?

スタメン発表時にアウェーサポから大ブーイング

4月20日に開催されたJ1第11節で、勝点11で15位の横浜FCは、同13で13位のガンバ大阪と本拠地ニッパツ三ツ沢球技場で対戦。開始7分でンドカ・ボニフェイスが先制点を奪うも、15分に山下諒也に同点弾を浴び、1-1で終わった。

【画像】試合後、古巣ガンバのサポーターに一礼する山田康太

今季開幕後の3月3日に、G大阪から横浜FCへ完全移籍した山田康太にとっては、古巣対戦となったなか、70分までプレー。後半開始直後の48分には、福森晃斗が上げた鋭いクロスを相手GK一森純が弾いたところを詰め、ゴールネットを揺らした。しかし、オン・フィールド・レビューの末にハンドが取られ、加入後3点目とはならなかった。

山田は試合後、報道陣の取材に対応。会場でのスタメン発表時に自身の名がコールされるや、アウェーサポーターから大ブーイングが起こったものの、あくまで平常心で臨んだようだ。

「特にサッカー以外の感情みたいなのは持ち込まず、チームが勝つためにプレーしました。結果的に勝てなかったので悔しかったです」

ネットを揺らした際は、喜ぶチームメイトとは対照的に、表情を崩さなかった。その理由を問われると、ハンドを確信していたと明かした。

「もう瞬間的というか。どうしようもなかったし、自分で当たったのも分かっていたので、変に喜んでもなっていうか。『どうせ見られるし』と思って、特に期待はしていなかったです」

この日も2シャドーの一角で先発。ゴールに近いポジションでプレーする以上、得点に強いこだわりを持つ。

「やっぱり数少ないチャンスの中で決めきるのは、1つテーマにしています。今日も数字を残せなかったので、元々そういうタイプの選手ではないかもしれないけど、やっぱり前線で出ているので、そこはこだわりたいなと思います」

地元・神奈川で再出発した25歳のアタッカーは、数字でもインパクトを残し、横浜FCをより高みに導けるか。

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