名古屋グランパス、G大阪戦の黒星に思わぬ『万博余波』… 大阪市内の定宿に宿泊できず、戦術面にも影響
名古屋グランパスの長谷川健太監督(59)が15日、愛知県豊田市内で「大阪・関西万博」の”余波”に言及した。16日に控えるJ2富山とのルヴァン・カップ2回戦(富山県総合運動公園陸上競技場)を前に取材に応じた指揮官。0―2の完敗を喫したアウェーでのG大阪戦の行程でイレギュラーがあったことを明かした。
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チームは通常、アウェーでのG大阪戦の前日は大阪市内のホテルで宿泊。試合当日はバスでスタジアム入りするが、今年は試合翌日に「大阪・関西万博」が開幕することもあり、定宿は要人が宿泊するということでセキュリティーの事情で宿泊できず。大阪市内の別のホテルを探したが、万博のため満室状態。泣く泣く神戸市内のホテルに泊まったという。
試合当日も近距離とはいえ新幹線で新神戸から新大阪まで移動し、そこからバスでスタジアム入りした。宿泊の問題は事前に分かってたというが、「若干、体が重そうな選手も見受けられた」と指揮官。相手の分析に加え、選手のコンディション面への不安もあり、構えて相手を引き込みながら速攻を狙う戦い方を選択したという。
結果的に「大阪・関西万博」が地元のG大阪を後押しした形にもなった。



