G大阪、名古屋戦でリーグ戦5試合ぶりの白星 ダニエル・ポヤトス監督「完成された試合を展開してくれた」
◆明治安田 J1リーグ▽第10節 G大阪2―0名古屋(12日・パナソニックスタジアム吹田)
G大阪がリーグ戦5試合ぶりの勝ち点3を獲得した。
直近2試合での「4―4―2」ではなく「4―2―3―1」のシステムで挑んだ。前半からしっかりとボールを保持し、ゆっくりと相手を崩す形を探った。MF満田誠が「回させられているというよりかは、前につけるタイミングをうかがっているボール回しだった。前半からよくゲームを支配できた」と、ラインを高く保って敵陣で多くの時間をプレー。得点には至らなかったが、ピンチを迎える場面も少なく、0―0で前半を終えた。
ハーフタイムにダニエル・ポヤトス監督から「ジェバリの近くにボールを入れた時に、その近くに人がしっかりと入っていくこと」と指示が飛ぶと、後半18分、MFファンアラーノのスルーパスにそのFWイッサムジェバリが絶妙なタイミングで抜け出す。ペナルティーエリア内で切り返して相手DFを2人振り切ると、コントロールしたシュートをゴール右へ運んだ。チームとして3試合ぶりの得点で先制に成功すると、31分にはMFファンアラーノのシュートのこぼれ球をイッサムジェバリが中へ折り返し、リーグ4試合ぶりにスタメン復帰を果たしたFW山下諒也がゴールへ流し込んだ。
1試合を通して放ったシュートは12本、対する名古屋を2本に抑えて試合を支配した。試合後、指揮官は「完成された試合を展開してくれた。本当に相手を上回った試合。後半も先制したところで選手たちがどういうリアクションを見せるかと思ったが、しっかりとコントロールしてくれた」と絶賛した。



