「やっぱりジャイキリ!?」J3のホームにJ1チームが行く!ワッキーが語るルヴァン杯ここに注目
20日に開幕する今季のJリーグYBCルヴァンカップ。ルヴァン杯は出場機会を求める若手やサブメンバーのアピール、カテゴリが異なるチーム同士の対戦など、リーグ戦とはまた違った楽しみ方ができるカップ戦だ。1stラウンド開催を前にGOALではペナルティのワッキーさんに、大会の見どころを聞いた。
一発勝負は…どうなるか分からない
今年もルヴァン杯が始まりますね。いや、楽しみです。単純にこの大会には「ジャイアントキリング」がありますからね。J3のホームにJ1やJ2のチームが行く。J3側にすれば例えば「アントラーズが来る!」ってなったら「よっしゃー食ったるぜ」ってなるでしょ。選手も監督もファン・サポーターもそういう空気感の中でサッカーをやるわけじゃないですか。そりゃ「もう何か起こるっしょ!」と思っています。
1回戦はトーナメントだから一発勝負。一発勝負って本当にどうなるか分からない。ちょっと楽しみにしているのは高知ユナイテッドSC対ガンバ大阪(高知・春野陸上競技場)です。
確か何年か前(2023年)の天皇杯2回戦でパナスタで当時JFLの高知にガンバが負けたんですよ。ある意味リベンジ。絶対負けられないですよね。そんな背景も面白いし、高知からしてみたらちょっと分があるというか、「また食ってやるぞ」という思いもあるでしょうし。ガンバのプライドももちろん見たい。かなり熱い試合になるんじゃないかな。
もう1試合はアスルクラロ沼津対柏レイソル。沼津のホーム(愛鷹広域公園多目的競技場)に柏が行く。さあ闘将・ゴンさん、どうする? 中山雅史監督、これはもう「食ってやろう」って、ミーティングから「魂の言葉」を注入しているでしょう。そんなイメージがあります。
もともとJ1にいた選手がJ1と戦うっていう時のモチベーションだったり「やったるぞ!」っていうのもあると思うんですけど、J3でずっとやってるような選手にとってはアピールの場にもなりますから。ジャイアントキリングしなかったとしても、関係者にアピールして、「アイツいいじゃん」って見てもらえたら、一気にJ1にステップアップできるかもしれない。そんな「夢物語」もルヴァン杯にはあるんじゃないかと思っています。