G大阪、新加入のFWデニス・ヒュメットが“熱量”示す「自分のサッカーへの愛、情熱を見せていきたい」
J1のG大阪に新加入したFWデニス・ヒュメットが14日、大阪・吹田市内のグラウンドで非公開の練習後に取材に応じた。9日から練習に参加している新助っ人は「やっと来られて本当にうれしい。雰囲気もいいですし、チームメートも優しく接してくれている中で非常にいい感触を持って過ごせている」と充実感をにじませた。ビザの都合で本隊合流まで少し時間を要したものの、その期間はG大阪の試合を見るなどして準備は整えてきた。「自分なりに研究しながら(G大阪を)追っていた。試合が3~4週間できていない期間があったが、個人でこなせる練習は毎日こなせていた。いい想像ができている」と体勢が万全な新戦力に、ダニエル・ポヤトス監督も「このチームになかった材料を持った選手が入ってくれた」と大歓迎の様子だった。
これまで所属していたスウェーデン1部ユールゴールデンでは、3月中旬に行われるU―20日本代表スペイン遠征にも選出されたDF小杉啓太とチームメートだった。「僕の弟みたいな感じで接していた。しっかりとお世話したつもりなので、日本の文化だったりいろんな情報は今度は啓太からもらう番かな」とニッコリ。言葉も少し小杉から学んだと話し「ガンバリマス」、「アリガトウ」と滑らかな日本語を披露した。「難しいのは分かっているが、言葉も学んでいきたい」とコミュニケーションを図るつもりだ。
189センチの体格を持つ大型FWは、落ち着いた表情で自らがサッカーに懸ける熱量を口にした。「自分のサッカーへの愛、情熱を見せていきたい。自分が愛しているものを職業に出来ることは素晴らしいこと。この愛を、サポーター、クラブに関わる人に還元できれば」。トルコでは世代別代表でもプレーしたこともある、経験豊富な点取り屋がチームの勢いをさらに加速させる。