G大阪が山下諒也の一撃で今季初の連勝…清水の開幕無敗がストップ
明治安田J1リーグ第5節のガンバ大阪vs清水エスパルスが8日にパナソニック スタジアム 吹田で開催された。
開幕から2勝2敗のG大阪がJ1復帰初年度ながら2勝2分けとスタートダッシュに成功した清水をホームに迎え撃った一戦。今節も宇佐美貴史や中谷進之介といった軸を欠くG大阪だが、キックオフから勢いをもって入り、加入後初先発の満田誠が前節のデビュー戦に引き続き、攻撃をリードする。
ボールを持ってもG大阪に奪い返され、カウンターを受けるなど、ビルドアップのところで苦しむ清水は15分に山原怜音の負傷アクシデント。23分にはマテウス・ブエノがミドルシュートを放つシーンもあった清水だが、崩しにかかる数で上回るG大阪のリズムで進む。
この良い流れでゴールをとっておきたいG大阪は36分、バイタルエリア右のネタ・ラヴィが中に切り込むと見せかけ、スルーパスを出すと、ボックス右の山下諒也がスペースで反応。今季初ゴールとなる左足コントロールショットをゴール左に決め、G大阪が一歩前に出る。
ハーフタイムを挟み、仕切り直しを図りたい清水はG大阪が後半もゴールを狙う姿勢を打ち出すなか、54分に宇野禅斗がGK一森純を強襲するフィニッシュに持ち込むなど、シュートシーンが増加。だが、決定的とまではいかず、1点のビハインドが重くのしかかる。
だが、G大阪の方も攻めるシーンこそありながら、次のゴールをなかなか決め切れず。右サイドから攻撃に転じた75分、横パスに倉田秋が反応し、相手とクロスバーに当たった跳ね返りをイッサム・ジェバリが押し込みにかかるが、枠外。1点差で終盤に入る。
交代カードも駆使して、チーム全体で前にベクトルを向ける清水は86分に分厚い攻めの時間も作るが、G大阪が守りでも集中力を切らさず、2試合連続の無失点勝利で今季初の連勝。清水は開幕5試合目にして初黒星を喫し、3戦未勝利となっている。