ウェステルローFW坂本一彩が鋭く抜け出し今季2ゴール目 堅守スタンダールに4-2逆転勝ち
<ベルギーリーグ:ウェステルロー4-2スタンダール>◇9日◇第25節◇ウェステルロー
ウェステルローのFW坂本一彩(21)が、ホームのスタンダール戦に先発し、0-1の前半17分に今季2点目を決めた。味方のスルーパスに鋭く抜け出し、左足アウトサイドでゴール左隅に突き刺した。この同点ゴールで勢いに乗ったチームは3点を追加し、4-2で勝って2連勝とした。
直近10試合でわずか5失点だった相手から貴重な同点ゴール。シモンズ監督は「選手たちは最初から最後まで戦う姿勢を示した。強固なスタンダールを相手に努力が報われた。失点が少なかった相手に1点でも決めることができれば、それだけでも素晴らしいことですが、今日は4得点。議論の余地はない」と喜んだ。
J1G大阪から期限付き移籍で加入した21歳の坂本はデビュー2戦目だった1月25日のゲンク戦で初ゴール。チームは1-2で敗れたが、この日のゴールはチームの勝利に結びついた。2-1で勝った前節のコルトレイク戦では同点ゴールをアシストしており、3試合連続でゴールに直接関与した。
昨季はJ1で37試合に出場して10ゴールを挙げた新進気鋭のアタッカー。2023年のU-20ワールドカップ(W杯)アルゼンチン大会にはDFチェイス・アンリ(シュツットガルト)、MF松木玖生(ギョズテペ)、MF福井太智(アロウカ)、MF佐野航大(NECナイメヘン)、FW福田師王(ボルシアMG)など、現在海外でプレーする選手とともに出場し、1次リーグ最終戦のイスラエル戦ではゴールを決めた。