最も集客した試合は? J3観客数ランキング10位。待ってました! 再開試合でいきなり1万人超え!

明治安田J3リーグは2024シーズンの全日程が終了した。今年も全国各地のスタジアムに多くの観客が足を運んだが、今季最も多くの観客が詰めかけたのはどのカードなのか。今回は、今季のJ3リーグ全380試合の中で最も観客を動員した対戦カードをランキング形式で紹介する。※観客数は『J.LEAGUE Data Site』を参照

10位:松本山雅FC vs SC相模原(サンプロ アルウィン)

観客数:10,701人

開催日:8月17日(第24節)

夏の中断期間を終え、約3週間ぶりに明治安田J3リーグが再開したのが第24節だった。松本山雅FCとSC相模原のサポーター達は、再スタートの瞬間を今や遅しと待っていたことだろう。松本の本拠地『サンプロ アルウィン』には10,701人もの観客が詰めかけた。

リーグ再開初戦の注目ポイントとなる“新戦力のデビュー”も、サポーター達の興味を刺激したのかもしれない。松本にはガンバ大阪から育成型期限付き移籍で獲得したMF中村仁郎が、相模原には柏レイソルから完全移籍で獲得したFW武藤雄樹がおり、観客はJ1からやって来た期待のニューフェイスのプレーに大きな期待をしつつ、試合開始を待っていたに違いない。

試合は前半から点の奪い合いとなる。6分にアウェイの相模原がDF高野遼のゴールで先手を取れば、松本も負けじと反撃。ハーフタイム直前の44分と45+5分にFW浅川隼人とMF菊井悠介が立て続けにゴールネットを揺らし、一気に逆転する。

敵地から何とか勝ち点を持ち帰りたい相模原は、後半終盤の80分にFW髙木彰人が同点弾をマーク。だが、ここで試合は終わらず、90+5分にMF村越凱光が決勝ゴールを叩き込み、松本が3-2でシーソーゲームを制した。

手に汗握る熱戦に、スタジアムに駆けつけた両クラブのサポーター達は大興奮。途中出場を果たした松本の中村、先発メンバーに名を連ねた相模原の武藤と、新加入組のプレーも存分に堪能した。好ゲームの余韻は、夏の夜のスタジアムにしばらく残った。

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