宇佐美貴史が感じるガンバ大阪の変化と成長「歴史の中で、どのチームとも違う顔を持っている」「ほとんど別のチームに」
天皇杯決勝を前に、宇佐美貴史が語る
ガンバ大阪は23日、天皇杯決勝でヴィッセル神戸と対戦する。クラブ通算10個のタイトルをかけた大一番を2日後に控えた21日、キャプテンの宇佐美貴史が報道陣の取材に応じた。ダニエル・ポヤトス監督の下でリーグ戦4位、天皇杯決勝進出と確かな積み上げを感じさせるガンバの変化について話している。
9日のリーグ戦から中13日で大一番を迎える。ヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)で2回、天皇杯で3回、決勝を経験している宇佐美は、一発勝負のポイントを次のように話す。
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「やっぱり最初の20分は凄くキーになるかな。本当に集中して入ること。ただ、硬くなりすぎてすべての選択が消極的になると押し込まれる展開になってしまう。精神的なバランスは決勝に関してはすごく大事になる」
今冬には復帰した一森純を含めて14人の新加入選手がチームに加わった。「ほとんど別のチームになった」と宇佐美はチームの変化を実感している。ポヤトス監督の下で昨季から積み上げてきたものに対して、宇佐美を含めたベテラン選手が媒介となり、新加入選手と化学反応を起こした。
「今までのガンバの歴史の中でも、どのチームとも違う顔を僕らは持っている。能力的な部分も高いチームですけど、その能力をどうやって引き出すかとか、どうやって試合に勝っていくかを強く持っているチームだと思う。その部分で勝てれば、どんな相手にも勝てるチームだと思っている」
もちろん、リーグ戦で12得点8アシストを記録する活躍で、2度の月間MVPに輝く充実したシーズンを送っている宇佐美の存在も大きい。当然、決勝でも勝利に導く活躍が期待されるところだ。
「チーム全員で進んできた。このタイトルを取れればクラブとして10個目にふさわしいような、本当に全員で取ったと言えるタイトルになるので、ぜひ全員で取りたい」