敵地サウジ戦は「一番厳しい」 元日本代表MFが “山場”に見解「今までの数試合とは違う」
原口元気が練習後に対応
浦和レッズは10月8日に公開練習を実施。元日本代表MF原口元気は、この中断期間に行われる2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦について「特にアウェーのサウジは一番厳しいと思う」と、経験からも話した。
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原口は浦和の下部組織から育ちトップチームへと昇格し、2014年6月1日に埼玉スタジアムで行われたヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯)の名古屋グランパス戦を最後にドイツへ移籍した。それから約10年が経ち、先月に浦和へ復帰。ここまで、リーグ4試合に出場した。そこではドイツでチームメートだったガンバ大阪のFW宇佐美貴史、FC東京のDF長友佑都やヴィッセル神戸のFW大迫勇也、FW武藤嘉紀といった欧州でプレー経験を持ち、日本代表でも共闘した選手たちとも対峙した。
G大阪戦後に宇佐美について「今シーズン、ガンバを背負って良いプレーをしていたのを知っていたので、そういう状態の貴史と今日プレーができて非常に刺激になった」としていた原口は、この日も「大迫や武藤とか宇佐美にしろ、チームを勝たせている選手に目がいく。帰ってきても、ハイパフォーマンスでチームを勝たせている。そういうことをやりたい」と話した。
原口は日本代表として2018年ロシアW杯に出場し、ベルギー戦では、日本代表史上初の決勝トーナメントでの得点者にもなった。前回の22年カタールW杯はアジア最終予選で招集を受け続けていたものの、本大会は選考漏れで涙をのんだ。
代表復帰への欲があるかという問いに「もちろん」と応じた原口は、日本代表のアジア最終予選について「ここ2試合がヤマ場だと思う。特にアウェーのサウジは一番厳しいと思う。今までの数試合とは違う試合になると思うので、がんばりどころではないか」と前回に敗れた中東の雄との敵地決戦について話した。
最終予選のスタートを2連勝している森保一監督率いる日本代表は、現地時間11日にサウジアラビア、15日にはホームでオーストラリアと対戦する。経験者の原口が「ヤマ場」と語る2試合を乗り切れば本大会への道は大きく開かれる。そして、原口を含めJリーグで存在感を見せるベテラン選手たちが代表復帰のチャンスをつかむタイミングが訪れるのかどうかも注目される。