【G大阪】今夏加入FW林大地がついに完全合流 ひざの負傷乗り越え「早く試合に出たい」
ガンバ大阪に今夏加入したFW林大地(27)の“デビュー”の日が近づいてきた。4日に大阪・吹田市内の練習場で行われた非公開練習で、加入後初めてフルメニューを消化。今月中の出場も見据えて状態を上げている。
6月30日にシントトロイデン(ベルギー)からG大阪への完全移籍加入が発表された林は、期限付き移籍先のニュルンベルク(ドイツ)で痛めたひざのリハビリのため、全体練習には一部参加という状況が続いていたが、ついに完全合流。「早く試合に出たい」と移籍後初出場への意欲を強めた。
2日にセレッソ大阪と戦った大阪ダービーで敗れたG大阪は、リーグで9戦連続未勝利(6分け3敗)。この間に挙げたのは7ゴールのみで、得点力の不足も苦戦の要因となっている。この状況に林は「点を取るところに人がいないなっていうのはあると思う。ボールを受けて触るのはいいけど、結局点取る人がいるべきところにいなかったら意味がない」とストライカー目線でコメント。続けて「うまい選手はいっぱいいるから、そこに人がいれば(点は)取れると思う。その役に自分がなれればなと思います」と自身の役割をイメージした。
9月23日にグッズショップの一日店長を務めた際には、多くのサポーターから出場を待ち望む声が寄せられた。チームが勝てていないことで、プレッシャーも大きい中でのプレーも予想されるが、それも歓迎する考えだ。「期待されてないFWは嫌だし、いらないでしょう。FWはプレッシャーが醍醐味(だいごみ)みたいなところがある。点を取ったか取っていないか。90分の動きはほとんど見られていないと思うし、それが1番」。結果でチームを救う存在になることを約束した。
現時点でメンバー入りのタイミングは不透明だが「監督次第だけど、自分はできるだけ早く出たい。だから練習に入っている」と早い段階でのメンバー入りへアピール。「ビースト」とも呼ばれた男は、G大阪に歓喜をもたらす瞬間に向けて準備を進めていく。【永田淳】