【G大阪】鈴木徳真「感謝の気持ちを伝えられた」 9戦未勝利も古巣C大阪の本拠地で先発
<明治安田J1:C大阪1-0G大阪>◇第29節◇2日◇ヨドコウ
20年ぶりの平日開催となった大阪ダービーに敗れたガンバ大阪は、9戦連続未勝利(6分け3敗)となった。7月14日のサガン鳥栖戦以来の白星は、またもならなかった。順位は5位のまま。
敗れたものの、ダニエル・ポヤトス監督(46)は「すべての責任は、私にあると選手に伝えた。勝っていないが、5位で戦えているし、天皇杯も準決勝まで勝ち進んだ。私たちは前を見て、続けるのみと選手に強調した」と、前向きに話した。
昨季までセレッソ大阪に在籍したMF鈴木徳真(27)は、今回が古巣の本拠地での初めての試合。かつてのサポーターから拍手を受け、先発で後半終了間際までプレーした。
背番号16は「(後半3分に)セットプレーからの安易な失点があり、そこから試合のプランも変わった」と、先制点を与えた場面を反省。ただ「ああいう展開は必ず生まれてくるものだし、結果は想定外だった」と、後半の逆襲で無得点に終わったことを悔しがった。
違うユニホームでのプレーとなったが、鈴木は「C大阪でプレーしたから今がある。感謝の気持ちを、少しは伝えられたと思う」と、律義な性格を示すコメントで取材を締めくくった。
G大阪は5月のホーム戦では、大阪ダービーで10試合ぶりの勝利を飾っていたが、17年から19年にかけて4連勝を達成して以来の2連勝はならなかった。リーグ戦は48度目の対決で、G大阪の24勝7分け17敗となった。【横田和幸】