13年ぶりに日本で再会…浦和&G大阪の“至宝”がピッチで共演21分間「すごく感慨深い」

宇佐美貴史と原口元気がJリーグの舞台でともにピッチに立った

ガンバ大阪は9月14日、J1リーグ第30節で浦和レッズと対戦し、0-1で敗れた。これで6戦勝ちなし(2分4敗)で優勝争いは黄信号。この一戦で世代の象徴だったFW宇佐美貴史と浦和FW原口元気が再会。Jリーグの舞台では約13年ぶりにライバルとして対戦が実現した。

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浦和が1-0でリードする後半31分、背番号78がサイドラインに立つ。原口が約10年ぶりにJ1へ復帰。浦和の一員として敵地のピッチを踏んだ。

G大阪の最前線には主将マークを巻いた宇佐美。ボランチに入った原口と対峙するシーンも見られた。共演したのは残り14分間とアディショナルタイム7分の計21分だった。

91年生まれの原口と92年生まれの宇佐美はそれぞれ下部組織で育ち、若き頃から将来を嘱望されたクラブの“至宝”。ポジションも同じ、年代別代表、日本代表でもライバルとしてしのぎを削ってきた。

2017年夏、宇佐美はドイツ2部デュッセルドルフへ期限付き移籍。その半年後、原口が同じチームに加わった。原口の加入後、宇佐美もポジションを掴み取り、右ウイングで主力に。4試合連続ゴールを記録するなど、ハードワークを厭わない原口の存在に助けられ、自身も泥臭いプレーを身に着けた。

今や宇佐美の根底となっている献身的なプレーは原口とともに作り上げたと言っても過言ではない。2人がJリーグのピッチで対戦したのは2011年7月2日で今から約13年前。この時は両者がゴールを決めて1-1で引き分けた。

G大阪と浦和。それぞれのユニフォームを着てJの舞台に戻って来た。原口は主将マークを巻く姿に感銘を受けたという。

「僕も嬉しかった。(宇佐美)貴史がガンバを背負ってプレーしていたのを知っていたので、そういう状況でプレーできていい刺激になりましたし、僕も早くそういう状態になっていきたい」

当時はまだ19歳だった宇佐美が32歳になって果たした再会。宇佐美は「すごく感慨深いものがありましたし、もう少し長い時間一緒にしたかった。もっともっと自分自身のプレーというのをね、見せないといけなかったので、本当に今日に関しては、ふがいない。情けないプレーに終始したかなという感じです」。それぞれの思いが交錯した大阪の夜。宇佐美と原口。また2人がJリーグを牽引する姿を見るのが楽しみだ。

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