G大阪、浦和に完封負けしV戦線から後退 リーグ6試合勝ちなしと苦戦続く

◆明治安田J1リーグ ▽第30節 G大阪0-1浦和(14日・パナソニックスタジアム吹田)

7試合が行われ、G大阪はホームで浦和に0―1で敗れ、今季5度目の完封負けを喫した。チームはリーグ6試合勝ちなしとなり、本拠での浦和戦は17年から8試合勝ちなし(3分け5敗)。5位のままだが、残り9試合で首位・町田とは勝ち点差が10と広がり、優勝戦線から後退する手痛い1敗となった。

G大阪がV戦線から引き離された。後半の立ち上がり4分に先制されると、流れを変えるため、勢いのあるMF山田らを投入したが、1点が遠かった。勝ち点を積み上げられず、遠のいた首位・町田の背中。シュート数では5本の浦和を上回る7本を放つもネットは揺らせず。1トップのFW坂本は「1対1の局面で簡単にシュート打たせてもらえなかった」と肩を落とした。

チームを鼓舞し続けた主将の元日本代表FW宇佐美も、試合後は険しい表情。「チームに伝えたのは自分(宇佐美)の責任が大きいと。自分自身を改善させて、チームを引っ張るプレーをしたいと伝えた」。昨季はリーグ16位と低迷。「去年、耐えて、耐えて、でも結果は出なかった。今季はいい状態もあった。ここで(優勝狙いを)やめるチームじゃない」と奮い立たせた。

ホームでの浦和戦が鬼門と化しているが、ポヤトス監督(46)は「フットボールはこういうこともある。次に頭を切り替えていきたい」。宇佐美も「次、勝てるように頑張ります」と前を向いた。次節・京都戦(22日・サンガS)こそ、自信を取り戻す1勝をつかみにいく。(森脇 瑠香)

https://hochi.news/

Share Button