【G大阪】宇佐美貴史、タイトルへ強まる思い「広島に勝てばなおさら」11日天皇杯準々決勝対戦

ガンバ大阪は9日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、天皇杯準々決勝のサンフレッチェ広島戦(11日、Eピース)に向けて調整した。

8月31日にセレッソ大阪と戦う予定だった大阪ダービーが台風10号の影響で延期となった後、チームは3日間のオフを消化。おのおのがリフレッシュして、広島戦に臨むことになる。

ダニエル・ポヤトス監督(46)は、この広島戦にはベストに近いメンバーで臨む考えを明かした。「今週末に浦和戦(14日、パナスタ)があるが、やはり今は目の前の試合(が大事)。このチームは(連戦でも)しっかり戦えるチーム」と話し、リーグで首位に立った難敵との試合には今季の主力を起用することを示唆した。

チュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(32)が左内側半月板損傷の手術を受けて離脱したことで、今後も最前線でのプレーが多くなるとみられるFW宇佐美貴史(32)は「1回リセットするというか、考えも体も成長するいい機会だったんじゃないか」と中断期間をポジティブに捉え、意欲を高めてここからの戦いに臨む。

開幕前から広島を「強い」と言い続けてきた背番号7は、相手の脅威について「縦への速さというか、一気に戦況が変わっていく感じ。1本の縦パスに対しての周りの反応だったり、守備ではファーストプレッシャーの選手がかけた時の反応速度がある」とコメント。今夏広島に加入した元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシア(30)とはドイツ・ブンデスリーガで対戦経験があるといい「大きいけど収まるし、頭も誓えて、足元もこねられて、結構なんでもできるような選手」と警戒した。

勝てば4強進出ということで、タイトルへの思いも強まっている。宇佐美は「みんな(その思い)は持っていると思う。すごくチャンスも増えてきているし、広島に勝てばなおさら、となる」。15年度の95回大会以来、9大会ぶりとなる大会制覇へ、G大阪はここから再びギアを上げていく。【永田淳】

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