【必勝!大阪ダービー 桜の戦士、逆襲へのキーワード】G大阪JY育ち MF田中駿汰は「必死さ」訴える
31日にG大阪との「大阪ダービー」に臨むJ1リーグ・C大阪の連載「必勝!大阪ダービー 桜の戦士、逆襲へのキーワード」の第4回目はMF田中駿汰(27)が登場。
キーワード「必死さ」
G大阪ジュニアユース出身で、高校、大学も大阪。少年時代からダービーの重みを植え付けられてきたMF田中駿汰は、7戦勝ちなしの今こそ、なりふり構わずもがくことの必要性を訴えた。
「もう、とにかく必死にやるしかない。だから“必死さ”ですね」
札幌から完全移籍した今季は、全試合にスタメン出場。フィールドプレーヤーではDF舩木翔と田中の2人だけだ。得点もチーム内では日本人最多。誰よりも貢献してきた男の発言は重い。
「戦術とか、個人の技術とかいろんな部分がありますけど、大前提として“戦う”というところができていたから、最初は勝てていた。全員がしっかり、その時のことを思い返して、原点に戻ることも大事かなと思います。今までも、誰ひとりとして手を抜いてはいなかった。でも、それで勝てていないのであれば、より一層集中力を持ってもっとやらないといけない」
5月のアウェーでのダービーでは、DF毎熊晟矢(現AZアルクマール)、DF登里享平のアクシデントもありセンターバックのポジションにも入った。札幌時代の本職(3バックの右)ではあったが、ボランチで機能してこそ、チームとしての強みが生まれる。“古巣”にだけは、シーズンダブルは許されない。