最多12度目ベストイレブン!G大阪・遠藤、チーム1走った367キロ サンケイスポーツ 12月22日(火)7時0分配信

Jリーグの年間表彰式『2015Jリーグ・アウオーズ』が21日、東京都内で開催され、G大阪のMF遠藤保仁(35)が自身の最多記録を更新する12回目のベストイレブンに輝いた。今季から導入されたトラッキングデータでは全体10位で、チーム最多の走行距離367・983キロを記録。鉄人は、まだまだ走 り続ける。最優秀選手は優勝した広島MF青山敏弘(29)が初受賞した。

鉄人ぶりが数字でも証明された。35歳の遠藤が、G大阪で誰よりも走ってベストイレブンを受賞した。

「自分的にはまだまだ満足いくシーズンではなかったですけど、自分より先輩方も頑張ってますし、存在感を示している選手が多いので、自分もそういう方に続いていけたらと思います」

今季から導入されたトラッキングデータでは走行距離とスプリント回数が集計された。遠藤の総走行距離367・983キロは全体10位で、G大阪では1位。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、ナビスコ杯と並行するハードスケジュールながら、リーグ戦は全34試合に先発した。1月には日本代表でアジ ア杯も戦っており、2015年は12カ月間フル稼働。プロ18年目も、文字通り全力で駆け抜けた。

「よく取ってますね。はい」

03年に初めてベストイレブンに選出されてから、これで12度目の受賞。2位の闘莉王(名古屋)の9回を大きく引き離し、ぶっちぎりの最多記録だ。3冠を達成した昨年はMVPを初受賞するなど、30歳を超えても意気軒昂だ。

3月にハリルホジッチ監督が就任して以降、日の丸からは遠ざかっているが、常に「現役でやっている限りは目標」といい続けてきた。まだまだ走れる司令塔は、存在感を示し続ける。

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