【G大阪】FW坂本一彩のヘディング弾は「非常に技術が高い」 狙った“コース”に元日本代表FWも衝撃【KICK OFF! KANSAI】
8月24日、ガンバ大阪は未来を担うFW坂本一彩選手がアビスパ福岡戦で同点弾。宇佐美貴史選手からのクロスを頭で合わせてファーサイドのネットを揺らした。
このゴールについて、関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF! KANSAI』のMCで元日本代表のFW大久保嘉人さんが大絶賛。「結構難しい」と、濡れたボールを扱う技術の高さに驚きを見せた。J1通算最多得点保持者も唸る一発について振り返る。
▼G大阪FW坂本一彩選手のヘディング弾は「結構難しい」
J1リーグ第28節アビスパ福岡戦。1-2で迎えた後半3分だった。3万3000人以上が駆け付けたパナソニックスタジアム吹田の観客のボルテージが最高潮に達した。FW宇佐美貴史選手が左サイドでボールを持ち、中央へ絶妙なクロスを上げる。それに坂本選手が頭でゴール右のコースをついて、同点に追い付いた。
(大久保嘉人さん)「これはね、宇佐美選手の相手DFとの一対一の駆け引き、非常にドリブルもうまかったし、ゴールに向かうこのセンタリングも完璧。DFが前でもクリアできないスピード。合わせた坂本選手のヘディングの技術も、普通だったらニア(サイド)に打ちたいところなんですけど、ファー(サイド)に逸らしながら、打つ。これ結構難しいですよ」
なぜ難しいのか。大久保さんは濡れているボールに対するアプローチを理由に挙げた。
(大久保嘉人さん)「ボールが濡れていて、汗で頭も濡れている。ちょっとでもズレれば、ボールはツルンと滑って枠外にいっちゃう。これを合わせられたというのは非常に技術が高いですね」
J1通算最多得点記録の191ゴールを挙げた“百戦錬磨”の大久保さんが「同じようなヘディングはできない。怖い。やっぱり確率を求めてしまう。僕はニアに打つと思います」と感嘆するドンピシャのコース。相手GKも動けず、技ありの一撃となった。