【神戸】連覇へ負けられないG大阪戦 主力不在続くも吉田監督は「やること自体は変わらない」

ヴィッセル神戸は16日、神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習を行い、翌日のガンバ大阪戦(ノエスタ)に向けて調整した。

今節は累積警告でMF扇原貴宏(32)が出場停止となり、DF酒井高徳(33)、MF山口蛍(33)、DF初瀬亮(27)と主力に離脱者も出ている状況で迎えることになる。それでも吉田孝行監督(47)は「やること自体は変わらない。個々に特長があるので、そこをしっかり出してもらえれば」と起用される選手たちに期待した。

G大阪については「非常に守備の組織がしっかりしていて、攻撃も狙いを持って背後狙ってきたり、宇佐美選手がおりてゲームを作ったりする特長のあるチーム」と評価。リーグ最少失点を誇る守備からの攻撃を警戒した。

MFウェルトン(27)やMF山下諒也(26)というG大阪ウイング陣の存在は気にしながらも、そこに合わせた配置はしない考え。指揮官は「主導権を握りたいというのはある。まず自分たちがやっていることを出す。そのためにビルドアップも食い付かせながらやれれば」と話し、サイドバックは、守備を重点に置いた人選をしないことをうかがわせた。

神戸は首位FC町田ゼルビア、2位鹿島アントラーズ、3位サンフレッチェ広島との対戦をすでに終えており、今季残している上位直接対決はこのG大阪戦が最後となる。それだけに吉田監督は「大事な一戦。チーム一丸となって勝てるように頑張りたい」と必勝を期す。連覇の可能性をつなげるため、神戸は総力を結集してこの試合に臨む。【永田淳】

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