【五輪代表】山田楓喜が離脱した半田陸ユニを着用「一緒に戦っているのを知ってもらえたら」
<パリオリンピック(五輪):サッカー・日本1-0マリ>◇27日◇男子1次リーグD組◇ボルドー競技場
【ボルドー(フランス)27日(日本時間28日)=佐藤成】男子日本代表がマリを破り、2連勝で準々決勝進出を決めた。年齢制限のないオーバーエージ(OA)を活用せず、23歳以下のメンバーで8強入りは初の快挙となった。
バックアップメンバーからメンバー登録され、即先発出場を果たしたMF山田楓喜(23=東京ヴェルディ)が、負傷離脱したDF半田陸(22=ガンバ大阪)のユニホームを着て試合後の場内を歩いた。
背番号2が正面に見えるように着た意図について「2年前のアジア杯で陸が、おれがおらんときに着てくれていたので、お返しです」とちゃめっ気たっぷりに明かした。
半田は、1次リーグ初戦の2日前の練習中に古傷の左すねを痛めて試合当日に離脱が発表された。長く世代別代表でプレーしてきた盟友の急な離脱に「陸自身が一番悔しい思いをしていると思う」とおもんぱかった。さらに「その悔しさは陸自身しかわからないものだと思うけど、少しでも一緒に戦っているのをみんなに知ってもらえたらなと。これからも勝ち続けて僕が着たいなと思います」と今後も継続していく意志を示した。
いきなりの先発出場については「初戦から出るつもりで入ってきたので驚くこと無く、伝えられたときはああ、まあそうだろうなと思いながらこの試合に臨みました」と話していた。