想定外を想定内に「自分中心に対応できたら」、U-23日本代表キャプテン藤田譲瑠チマがパリ五輪へ

チーム発足から2年半。U-23日本代表はいよいよパリオリンピックに臨む。MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)は23日の練習後に取材を受け、「いい準備はできたと思う。あとはやるだけ」と気持ちを整えていた。

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56年ぶりのメダルを目指す戦いが始まる。いまの心境は「いつも通り」。キャプテンの任も受けた大黒柱は、冷静にグループリーグの戦いを見据えている。

24日の初戦はパラグアイと対戦する。すでに相手の情報は共有済みだ。「フィジカル的にすごい選手がいたりとか、大きい選手がいる。縦に速いサッカーをしてくると思うので、そこは気をつけたい」。具体的な対策を述べつつ、イメージを膨らませていた。

この日はDF半田陸(G大阪)が負傷で不在。チーム離脱の可能性も出てきており、開幕直前に緊急事態に陥っている。それでも「ミーティングや練習から、想定外を想定内にしようというは話し合いは出ていた。そういう練習もしている。そういうときはあわてずに、自分中心にうまく対応できたら」(藤田)。2年半をかけて経験を積んできた。何が起きても動じることのない精神で、最高峰の舞台に上がる。

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