「地に足つける、良いきっかけになった」湘南戦で堅守を破られるも、G大阪の一森純は下を向かず「今はまだ成長段階」

「攻撃も守備も自由にやるからこそ難しさがある」

7月20日、ガンバ大阪はJ1第24節で湘南ベルマーレとホームで対戦。0-1で敗れた。

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立ち上がりから湘南にボールを支配され、後半は息を吹き返したが83分に失点。J1最少失点(18点/24節終了時)の堅守を破られ、最後まで1点が遠かった。

セットプレーやロングカウンターからいくつかの決定機を演出できたとはいえ、G大阪にとって内容・結果ともに納得のいくゲームではなかったはずだ。

ただ、GK一森純は試合後、湘南戦の結果をポジティブに捉えたいと語った。

「地に足つける、良いきっかけになったと思う。個の力で勝点を拾ってきたりもしたけど、やっぱり内容を上げていかないと確率も上がりません。今年だけじゃなく、その先も見据えて、もっと強いチームになるためには、(ボールを支配された)前半のような戦いのなかでの対応力が求められると思います。それが何人かの選手だけが分かっているのではダメで、チーム全員でやるものなので、すり合わせが大事になってきます」

ダニエル・ポヤトス監督も「想像以上にボールを持たれてしまった」と語った湘南戦。自陣でブロックを組む時間が長引くにつれて、チームのなかに“このままでいいのか”という迷いが生まれたのかもしれない。

最後尾からチームを見つめていた一森はどう感じていたのか。

「僕はやり方自体が悪いわけではないと思っていたけど、迷いが出ると何をしても上手くいきません。僕らは“これだ!”というものをハッキリとやらないと、良さが出ないと感じました。ガンバは型にはめないというか、攻撃も守備も自由にやるからこそ難しさがあるけど、精度が上がれば誰にも止められないチームになれると思う。今はまだ成長段階。2位にいますけど、もっと力を付けなければいけません」

次節は2週間以上のブレークを挟んだあとの、8月7日の25節・FC東京戦だ。一森は準備期間も含め、意気込みを口にする。

「次は(宇佐美)貴史も累積で出られないなかで、ガンバ大阪のチームとしての真価が問われていると思う。『キャプテンがいないなかで、お前ら何ができるの?』という声への回答を試合で見せるために、みんなと一緒にやっていきます」

湘南戦の敗戦を発奮材料に、攻守両面で柔軟な戦いを見せて勝利を掴み取れるか。

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