【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは7月13日から14日にかけて第23節が開催。駅前不動産スタジアムでは、サガン鳥栖とガンバ大阪の一戦が行われる。

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残留に向けて勢いを取り戻し始めている17位の鳥栖と首位追撃へ再び連勝街道を歩み始めたい3位のG大阪が日曜日に激突する。

ホームの鳥栖は、勢いを取り戻し始めている。延期分の第16節で横浜F・マリノスに勝ち切ると、そこから中2日という日程で迎えた前節は、アルビレックス新潟との撃ち合いを制して5月以来の連勝をマーク。後半戦に入って巻き返しを見せている。リーグ戦での好調ぶりは、水曜日に行われた天皇杯3回戦でも継続。新潟戦から大幅にメンバーを入れ替えたものの、J2の横浜FCから3ゴールを奪う快勝で公式戦3連勝を飾っている。

だが、ここから夏の中断期間までにG大阪、サンフレッチェ広島と上位勢との連戦。ここが正念場だ。前節、セットプレーと連動したハイプレスからショートカウンターで4得点を仕留めた攻撃陣が失点が少ないG大阪の守備陣の牙城を崩せるか。特にアタッカーのFW横山歩夢がここ2試合で3得点と波に乗っているだけに注目したい。

ただ今節は、G大阪との前回対戦でゴールを決めているMF長沼洋一が出場停止。前節スーパーゴールを決めているアタッカーの不在は痛いが、天皇杯から中3日で迎える今節、川井健太監督がどのようなメンバーをピッチに送るか。また今夏に期限付き移籍で加入したばかりのMF清武弘嗣が鳥栖でのデビューを飾るか。ここから巻き返しへ転じていくピースの一人として34歳のベテランMFはやはり期待がかかる。

アウェイのG大阪は、前々節に首位に立つFC町田ゼルビアとの直接対決に敗れて無敗が止まったが、前節は横浜F・マリノスを相手に4－0で快勝。第5節の京都サンガF.C.戦以来の先発を飾ったMFファン・アラーノが先制点をマークすれば、FWイッサム・ジェバリがダメ押しとなる4点目を決めて外国籍選手に待望の初ゴールも生まれ、最高の形でリスタートを切った。

また水曜日の天皇杯3回戦では、J3のテゲバジャーロ宮崎に一時追いつかれたものの、途中出場のFW宇佐美貴史が決勝点を沈めてラウンド16へ進出。公式戦2試合連続中の宇佐美には、中3日で迎えるリーグ戦でもチームを勝利に導く活躍を期待したい。

好調な攻撃陣の中で、ここ数試合ゴールを奪えていないのがFW坂本一彩だ。ただ鳥栖との前回対戦では、今季初ゴールとなる同点弾を決めて、チームの勝利に貢献。20歳のストライカーが鳥栖との第2戦目で再びゴールをマークし、軌道に乗るキッカケを掴めるか注目だ。

鳥栖は今季初のリーグ3連勝を、G大阪は再び連勝を飾れるか。前節は互いに4ゴールを仕留めている好調な攻撃陣を軸に勝ち点3を目指す注目の一戦は、14日19時よりキックオフする。

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