【一挙プレビュー】J1は最下位札幌と連勝中の4位神戸が激突!J2歴代2位タイの21戦無敗中の長崎が甲府と敵地で対決! | Jリーグ

7月13日から14日にかけて開催されるJリーグ(J1・J2)の試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの10試合、J2リーグの10試合が各地で開催される。

●【動画】川崎フロンターレ 大島僚太インタビュー

7月13日

7月14日

18:00 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア(J1)

東京Vにとっては、気合いの入る「リベンジマッチ」だ。今季前半戦の対戦は0-5。J1初開催となった「東京クラシック」で屈辱を味わった。ただ、その後は3バックのシステム変更も功を奏して白星が先行。今季負けなしを誇るホーム・味スタで2ヶ月前の借りを返したい。

町田は前節、9日にイングランド移籍が決まったMF平河悠が決勝点をアシスト。昨季のJ2優勝、今季の躍進をけん引した快速WGの「ラストマッチ」を勝利で飾った。そして今節は平河と同じくパリ五輪のU23日本代表に選出され、前回対戦で2得点を奪ったFW藤尾翔太に注目だ。

18:00 名古屋グランパス vs 柏レイソル(J1)

名古屋は4連敗中。この4試合はいずれも先制を許し、ビハインドを覆せない展開が続いており、今節こそ先制点を奪って流れを引き寄せたい。注目は期限付き移籍からの復帰が発表されたMF相馬勇紀。久しぶりの豊田スタジアムで日本代表ドリブラーはチームの救世主となれるか。

柏は鳥栖、FC東京に2連勝。前節はホームで今季三度目となる後半アディショナルタイムでの決勝点が生まれ、チームの士気は一段と高まった。そして今節はFW細谷真大、DF関根大輝にとってパリ五輪前最後のリーグ戦。攻守の要2人は今季初の3連勝を置き土産として残せるか。

18:00 ブラウブリッツ秋田 vs レノファ山口FC(J2)

秋田は2連敗で13位に後退。粘り強い守備が光った一方、チャンスらしいチャンスを作れず、完封負けも2試合連続となった。中断前最後の試合はJ2昇格後1勝1分5敗と相性の悪い山口戦。今季初の3連敗は避けたい一戦で、古巣対戦のFW小松蓮に今季2ゴール目は生まれるか。

3試合ぶりの勝利を挙げた山口は、プレーオフ圏内の5位に再浮上。アグレッシブなスタイルを取り戻したことで内容面でも圧倒し、停滞感を一掃した。今夏はタイ代表MFサーラット・ユーイェンら複数の選手が加入。J1昇格へ好位置につける中、新戦力の融合も楽しみなポイントだ。

18:00 水戸ホーリーホック vs 横浜FC(J2)

17位・水戸は藤枝に1-3で敗戦。高い位置でのボール奪取からショートカウンターを何度も発動し、シュート数でも上回っただけに、1得点は物足りない数字だった。注目は10日の天皇杯3回戦で得点したFW草野侑己。プロキャリアをスタートさせた古巣との初対戦で“恩返し弾”は生まれるか。

2位・横浜FCはクラブ新記録の8連勝を達成。危なげなく3試合連続のクリーンシートも記録し、盤石の戦いを続けている。キーマンは前々節まで3戦連発・計5得点と充実の後半戦を過ごすFW小川慶治朗。32歳の誕生日を迎える今節も、持ち前の走力でチームに白星を呼び込みたい。

18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs V・ファーレン長崎(J2)

甲府は監督交代後の初戦を飾れず、リーグ戦9試合勝ちなし。ミス絡みで後半に3失点を喫し、今季4度目の逆転負けを喫してしまった。一方、ミッドウィークの天皇杯3回戦では、延長の末にJ1のC大阪を撃破。大きな成功体験を携え、第11節以来となるリーグでのホーム戦勝利を目指す。

長崎は熊本を下して首位キープ。長崎加入後初となるリーグ戦出場を果たしたGK若原智哉が安定したプレーを見せ、J2歴代2位タイに並ぶ21戦負けなしを達成した。さらに天皇杯ではJ1・新潟に圧勝してルヴァンカップの雪辱に成功。リーグ戦2戦連発中のMFマルコス・ギリェルメに注目だ。

18:30 サンフレッチェ広島 vs アビスパ福岡(J1)

広島は神戸に1-3で敗戦。勝利がないここ3試合はいずれも先制を許しており、今節は先制点がカギを握る。キーマンはDF佐々木翔。3バックの一角として守備を引き締める役割はもちろん、2得点を奪った10日の天皇杯3回戦同様、CKからの豪快なヘディングにも期待したい。

福岡は京都に敗れ、負けなしが『6』でストップ。90+3分に追いついたが、逆転を狙った背後を突かれ、ラストプレーで決勝点を許してしまった。仕切り直しを図る今節はDF田代雅也、DF井上聖也が出場停止。DF奈良竜樹も長期離脱を強いられており、堅守の構築がポイントだ。

18:30 京都サンガF.C. vs 浦和レッズ(J1)

京都は今季初の連勝。前々節に湘南との下位直接対決を制すと、前節はラストプレーに決勝点を奪う執念を見せた。殊勲のゴールを奪ったDF宮本優太は今節、契約上の理由で欠場となるが、FW原大智が10日の天皇杯3回戦を含め公式戦3戦連発中と好調を維持していることは心強い。

浦和は湘南とのシーソーゲームを落とし、連勝が『2』でストップ。ただ、FWチアゴ・サンタナが2得点と結果を残したことは明るい話題だ。一方で、今節はDF石原広教が出場停止。右SBはDF酒井宏樹のチーム離脱も決まっており、ヘグモ監督はこの緊急事態をどう乗り越えるか。

19:00 川崎フロンターレ vs セレッソ大阪(J1)

川崎Fは4試合連続ドロー。ここ3試合はすべて終盤に追いつかれ、勝ち切れない試合が続いている。完敗を喫した10日の天皇杯3回戦を経て、再起を図る今節はFWエリソンに注目。復帰戦で早速ゴールを奪ったストライカーは得点を量産した今季序盤戦の輝きを取り戻せるか。

C大阪は8試合負けなし。10日の天皇杯3回戦は延長戦の末に敗れただけに、クラブ創設30周年のメモリアルイヤーはここからリーグ一本の戦いに突入する。DF登里享平の“等々力凱旋”はお預けとなりそうだが、シーズンダブルを達成して首位・町田らの背中を追いかけたい。

19:00 湘南ベルマーレ vs ジュビロ磐田(J1)

湘南は前節、90分からの2得点で劇的な逆転勝利。FW石井久継のJ1初ゴールが飛び出すと、最後はチームトップスコアラーのFWルキアンが決勝点を奪った。今季初の連勝が懸かる今節は勝点5差の下位直接対決。2-0からひっくり返された前半戦の借りを返し、残留圏に近づきたい。

磐田は川崎Fと2-2の引き分け。最後はアディショナルタイムにMF山田大記が値千金の同点ゴールを奪った。また、FWジャーメイン良に5月上旬以来となる復帰後初ゴールが生まれたことも大きな収穫。この大一番を前に得点感覚を取り戻したエースの存在は頼もしい限りだ。

19:00 サガン鳥栖 vs ガンバ大阪(J1)

鳥栖は2連勝中。チーム状態を上げつつある中、今節からはホームでG大阪、広島との上位2連戦を迎える。注目はFW横山歩夢だ。2試合で計3ゴールと連勝の立役者となったドリブラーはいまがまさに伸び盛り。今節もスピードでサイドを切り裂き、チームを勝利に導けるか。

G大阪は横浜FMに4-0と快勝。首位・町田に屈した前々節の敗戦を払しょくし、優勝争いに踏みとどまった。過去11戦7敗と苦手とするスタジアムに乗り込む今節はDF半田陸に注目。前半に退場となった前々節から奮起した姿を見せ、気分良くパリ五輪に向かいたいところだ。

19:00 モンテディオ山形 vs いわきFC(J2)

山形は2連勝で11位に浮上。スコアは最小得点差の1-0だが、終始主導権を握り続けて完勝した。前々節はMF坂本亘基、前節はMF氣田亮真と途中出場の選手が得点を決め、チームは良い競争環境の中にある。今季初の3連勝へ向け、今節はFWディサロ燦シルヴァーノの出場にも注目だ。

いわきは3連敗でプレーオフ圏との差が7ポイントに拡大。特に後半は良い形を作って相手ゴールに迫っただけに、無得点は悔しい結果となった。注目は昨季の山形戦で先制ゴールをマークしたFW有馬幸太郎。その試合は逆転で敗れたが、今回はチームを勝たせる一撃を決められるか。

19:00 栃木SC vs ファジアーノ岡山(J2)

19位の栃木は2連敗。ここ数試合で見せていた高強度のプレッシングがハマらず、0-1というスコア以上の完敗を山形に喫した。0-3で敗れた開幕節のリベンジを期す今節はFW南野遥海に注目。第16節を最後にゴールから遠ざかっているが、自慢の左足で今季6得点目を奪えるか。

岡山は仙台を下して4位に浮上。15,269人が詰めかけた満員のホームスタジアムで、プレーオフ圏同士の直接対決を制した。攻撃陣をけん引するのはチームトップの7得点を挙げているFW岩渕弘人。仙台大、いわきで共闘したDF嵯峨理久の加入も追い風に、さらなる量産態勢に入れるか。

19:00 ジェフユナイテッド千葉 vs ロアッソ熊本(J2)

清水に敗れた千葉はプレーオフ圏外の7位に逆戻り。ただ、10日の天皇杯3回戦でFC東京を撃破したことで、イヤな流れを食い止めた。そのFC東京戦を含め、『フクダ電子アリーナ』でのナイトゲームは昨季から14連勝中。この日も夜空に歓喜の咆哮を響かせることはできるか。

16位・熊本も前節は首位の長崎に0-2で敗戦。降格圏との勝点差を広げることができなかった一方、FW神代慶人が短い出場時間ながら存在感を示したことは収穫だ。J2最年少記録を更新するJ初ゴールを挙げたのは3月の千葉戦。16歳のストライカーは今回もチームを勝利へと導けるか。

19:00 徳島ヴォルティス vs ベガルタ仙台(J2)

徳島は甲府を3-1で下して12位に浮上。鮮やかな逆転劇の立役者となったのが、3戦連発のFW坪井清志郎だ。前節シュート2本で2得点の決定力に加え、前線からの守備も大きな魅力。昨季のホーム仙台戦でも終了間際に同点ゴールを挙げており、今回も決定的な仕事を期待したい。

仙台は岡山とのシックスポインターを落とし、6位に後退。春先は粘り強い守備で勝点を稼いでいたものの、ここに来て複数失点が続いている。ここまで全試合に出場してきたDF髙田椋汰が今節は出場停止。前節は左に知念哲矢を起用したが、サイドバックの人選は焦点となりそうだ。

19:00 大分トリニータ vs 清水エスパルス(J2)

大分の前節は後半ATにFWキム・ヒョンウの決勝ゴールが生まれ、10試合ぶりとなる勝利。さらに10日の天皇杯3回戦ではJ1・川崎Fに3得点で快勝を収めた。負傷していた選手の復帰もあり、チームの流れは上昇一途。“連勝”に大きく貢献したGKムン・キョンゴンに今節も期待したい。

3位・清水は岡山、千葉と続いた上位対決に2連勝。開始直後に負傷交代を余儀なくされるアクシデントにも動じず、長崎、横浜FCと“3強”を構成している。天皇杯敗退を経て迎える今節は、4連敗中と課題のアウェイゲーム。昨季このスタジアムで2得点の活躍を見せたMF乾貴士に注目だ。

19:30 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ(J1)

横浜FMは16シーズンぶりの4連敗中。ここからは2位・鹿島、首位・町田との連戦が待ち受ける中、今節はJ1で32年間唯一続く宿命の一戦「THE CLASSIC」に臨む。期限付き移籍からの復帰が決まり、今節から出場可能となるFW西村拓真が苦しむチームのキーマンとなりそうだ。

鹿島は札幌に2-0で勝利。FW師岡柊生にJ1初ゴールが生まれると、直後にはFW鈴木優磨が絶妙なクロスで追加点をアシストし、5試合ぶりの勝利を飾った。前回対戦は国立を舞台に3得点の快勝。ここ2年は4戦全敗だった相手にダブルを返し、勝点5差の首位を追走したい。

<7月13日の対戦カード(J1)>

14:00 札幌vs神戸

19:00 FC東京vs新潟

<7月14日の対戦カード(J1)>

18:00 東京Vvs町田

18:00 名古屋vs柏

18:30 広島vs福岡

18:30 京都vs浦和

19:00 川崎FvsC大阪

19:00 湘南vs磐田

19:00 鳥栖vsG大阪

19:30 横浜FMvs鹿島

<7月13日の対戦カード(J2)>

19:00 藤枝vs愛媛

19:00 鹿児島vs群馬

<7月14日の対戦カード(J2)>

18:00 秋田vs山口

18:00 水戸vs横浜FC

18:00 甲府vs長崎

19:00 山形vsいわき

19:00 栃木vs岡山

19:00 千葉vs熊本

19:00 徳島vs仙台

19:00 大分vs清水

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