J1が狙う? J2で輝く若き逸材(10)J3→大学→J2!? 関東クラブで輝く若きゲームメイカー

2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を通過した。若い才能の成長は凄まじく、今季も多くの新しい力が台頭している。今回はJ2リーグで活躍する23歳以下の選手の中から、近い将来にJ1リーグへ飛躍するであろう選手をピックアップして紹介する。各データ・スタッツは7月7日時点の『Jleague.co』を参照。

MF:長尾優斗(ながお・ゆうと)

所属クラブ:水戸ホーリーホック

生年月日:2001年8月31日(22歳)

2024リーグ戦成績:18試合0得点0アシスト

長尾優斗は、ガンバ大阪の下部組織で育ち、2019年にガンバ大阪U-23の選手としてJ3で11試合に出場した。その後、関西学院大学に進学して大学サッカーで経験を積み、今季から水戸ホーリーホックに加入している。

ボランチで開幕スタメンの座を勝ち取った長尾は、シーズン序盤戦でレギュラーを任された。初挑戦のJ2という舞台に物怖じすることなく、若さを感じさせない冷静さでパスを散らして攻撃のリズムを生み出すボランチで、ゲームメイカーとして非凡なセンスを持っている。

その後は常時レギュラーというわけではなくなり、インパクトはやや薄れているが、ルーキーイヤーでここまで18試合出場は上々だろう。大学では一時Bチームに降格してしまった時期もあったが、そこから3年生のときにレギュラーに返り咲いてプロ入りを果たした選手で、逆境から這い上がる力がありそうだ。

関西学院大学の同期には、鹿島アントラーズの濃野公人、名古屋グランパスの倍井謙、ガンバ大阪の美藤倫といったタレントがいることも良い刺激になっているはず。今後の成長が楽しみな若手MFだ。

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