G大阪の21歳FW唐山翔自、熊本へ育成型期限付き移籍「自分としては大きなチャンス」

ガンバ大阪は9日、同クラブに所属しているFW唐山翔自がロアッソ熊本へ育成型期限付き移籍することを発表した。期限付き移籍期間は2025年1月31日まで。なお、唐山は移籍期間内に両クラブが対戦する公式戦に出場することはできない。熊本側の発表によると、唐山は10日よりトレーニングに合流予定だという。

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唐山は2002年9月21日生まれの現在21歳。G大阪ジュニア、Jrユース、ユースと“青黒”一筋で成長を続け、高校2年生だった2019シーズンに当時J3リーグに所属していたU-23チームで得点を量産。高校3年生となる2020シーズンより、“飛び級”でのトップチーム昇格が発表された。同シーズンは明治安田J1リーグで7試合、さらにJリーグYBCルヴァンカップで1試合出場2得点を記録したものの、翌シーズンはトップチームでの出場機会がないまま、同年4月に愛媛FCへ期限付き移籍。2022シーズンからの1シーズン半は水戸ホーリーホックへの期限付き移籍を経験し、2023年7月にG大阪へ復帰した。今季は2024明治安田J1リーグで9試合出場、JリーグYBCルヴァンカップで1試合出場を記録しているが、スタメンでの出場はわずか3試合にとどまっていた。

期限付き移籍に際し、唐山はG大阪を通してコメントを発表。「この度、ロアッソ熊本に育成型期限付き移籍をすることになりました。僕の目標は変わっておらず、ここで活躍することです。そのために結果を出して、大きくなって、ここに帰ってきて活躍できるように頑張りたいです」と熊本での成長を誓った。

一方、新天地となる熊本を通しては「これからお世話になります唐山翔自です。今回、このような時期に声をかけていただいて、自分としては大きなチャンスだと思っています。ここで、自分のゴールでチームの力になれるように、少しでも上の順位に上がっていけるように頑張りたいです。これからよろしくお願いします」と意気込んだ。

今シーズン、G大阪は2024明治安田J1リーグで22試合を消化し、12勝5分5敗の勝ち点「41」で現在3位につけている。首位を走るFC町田ゼルビアとの勝ち点差は「5」で、逆転優勝も狙える立ち位置だ。一方、熊本は2024明治安田J2リーグ第23節終了時点で、6勝6分11敗の勝ち点「24」で現在16位につけている。降格圏内の18位鹿児島ユナイテッドFCとは勝ち点が「2」離れており、ここからの後半戦で浮上を狙っている。

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