首位町田、アウェーで3位G大阪に逆転勝利で首位キープ 退場者出した相手を圧倒し3ゴール快勝
◆明治安田J1リーグ▽第21節 G大阪1―3町田(30日・パナソニックスタジアム吹田)
首位・町田が3位・G大阪とアウェーで迎えた上位対決を制し、首位をキープした。前半8分に先制を許したが、同33分にG大阪DF半田陸が2枚目のイエローで退場すると、一気に攻勢に。前半アディショナルタイム、得意のロングスローからこぼれ球をオーストラリア代表FWデュークが決めて追いついた。さらに後半16分、後半開始から途中出場したU―23日本代表FW藤尾翔太が、自身が倒されて得たPKを決めて勝ち越し。後半24分にもMF仙頭啓矢がだめ押しの3点目を決めた。
試合序盤はG大阪MFウェルトンの突破を止められず、苦しい展開が続いた町田。しかし数的有利を生かし、右サイドのDF望月ヘンリー海輝の攻撃参加や、デュークのポストプレーなどサイド、中央と圧力をかけ続けた。黒田剛監督が「リーグを通じたターニングポイントになる可能性はある」と語っていた神戸戦、G大阪戦を1勝1分けで乗り越え、J1初昇格のチームがいまだ成し遂げたことがない優勝に向け、一歩前進した。