J1リーグ「前半戦ベストイレブン」、データ会社が選出 G大阪から宇佐美ら最多4人…新戦力が台頭
「オプタ」が選出した
J1リーグは6月26日に行われる第20節から後半戦がスタートする。前半戦はFC町田ゼルビアが史上初の昇格初年度での首位ターンし、2位に鹿島アントラーズ、3位にガンバ大阪が続く。そのなかで、データ分析「オプタ」は前半戦のベストイレブンを選出した。
まず守護神にはG大阪の一森純。圧倒的な存在感で、ここまでわずか14失点というJ1最少失点のチームを支えている。最終ラインにはそのG大阪に今季加入したDF中谷進之介と名古屋グランパスのDF三國ケネディエブスがセンターバックのコンビを組む。両サイドバックはヴィッセル神戸から。右はDF酒井高徳、左は初瀬亮とサイド攻撃の要となる2人が攻守の貢献を評価されベストイレブン入りを果たした。
中盤は中谷同様、G大阪に今季から入ったMF鈴木徳真。鈴木がフル出場を続けてからチームはここまで8試合負けなし(7勝1分)と乗っている。ダブルボランチを組むのは浦和レッズのMFサミュエル・グスタフソン。新戦力の助っ人MFはスウェーデン代表として参加していた6月シリーズに左膝を負傷。直近ではベンチ外となっているが、ここまで主力として活躍を遂げている。
首位の町田からはU-23日本代表MF平河悠。ドリブル総数はリーグ2位の81回でチャンス演出に懸かる期待が大きい。さらに右サイドはアルビレックス新潟のMF秋山裕紀。プレー総数や1試合の平均プレー数でリーグ1位、パス総数、1試合平均パス数などで軒並みリーグ1位を記録している。
FWには横浜F・マリノスのアンデルソン・ロペス。ゴール期待値12.3でリーグ1位。シュート総数でもリーグ1位を記録しており、ゴール前で脅威となっている。そして最後は“完全復活”と言える宇佐美貴史。精度の高いプレースキックから細かいタッチでのドリブル、決定力まで兼ね備えており、昨季の大迫勇也のようにその活躍は著しい。好調のカギを握っているのが主将でエースの宇佐美だろう。
データをもとに首位の町田からは平河のみ、3位のG大阪から最多の4人が選出された。後半戦ではどのような陣容になるのか。熾烈な優勝争いに注目だ。